東芝デバイス&ストレージは、米国の安全規格である「UL 508」に準拠し産業用制御機器向けフォトリレーを9製品発売した(ニュースリリース)。4端子DIP封止品を3製品、6端子DIP封止品を3製品、8端子DIP封止品を3製品用意した。同社によると、「世界全体に展開する産業用制御機器には、UL 508規格への準拠が必須。発売したフォトリレーを採用すれば世界全体で販売可能な製品を実現できるようになる」という。さらに、UL 508の中で製品カテゴリーごとに定められている部品規格については、産業用制御スイッチや非モーター負荷に向けたソリッドステート制御装置を対象とする「NRNTカテゴリー」に対応する。プログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)や入出力インターフェース機器、センサー制御機器といった産業用制御機器、HVAC(Heating、Ventilation and Air Conditioning)機器やサーモスタットなどのビルオートメーション機器、計測器、半導体自動テスト装置などに向ける。

米国安全規格「UL 508」に準拠した産業用制御機器向けフォトリレー。東芝の写真
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 9製品すべて、フォトMOSFETと赤外光LEDを組み合わせたものだ。1a接点タイプで、ノーマリーオープンである。阻止電圧やオン電流、オン抵抗などの特性は製品によって異なる。例えば、阻止電圧が100Aの4端子DIP封止品「TLP3556A」の特性は以下の通りである。オン電流は2.0A。トリガーLED電流は3mA(最大値)。オン抵抗は、標準値が0.11Ω、最大値が0.2Ω。出力側の端子間容量は110pF(標準値)。ターンオン時間は2ms(最大値)、ターンオフ時間は0.5ms(最大値)である。阻止電圧が600Vの8端子DIP封止品「TLP3549」のオン電流は0.6A。トリガーLED電流は5mA(最大値)。オン抵抗は、標準値が1.35Ω、最大値が2.0Ω。出力側の端子間容量は4300pF(標準値)。ターンオン時間は3ms(最大値)、ターンオフ時間は1ms(最大値)である。「UL 1577」規格にも準拠する。絶縁耐圧は2.5kVRMSを確保した。最大ケース温度は+105℃と高い。価格は明らかにしていない。