丸紅情報システムズ(本社東京)は、ドイツ・ゴム(GOM)製の3D測定・検査システムの新製品として、被測定物の内部を可視化する工業用X線CT(コンピューター断層撮影)装置「GOM CT」を発売した(ニュースリリース、図)。小型のプラスチック部品や軽量金属部品について内部構造を含めて部品全体を評価できる。製造準備段階での成形品検査や金型の修正、量産中の部品検査の効率を高められる。

図:工業用X線CT装置「GOM CT」
(出所:丸紅情報システムズ)
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 新機種は、1回のスキャンで測定を実施し、被測定物の表面・内部構造を含む3D形状のデジタルデータを得る。幾何公差分析や、3D-CADなどの基準データとの比較ができる。X線管の電圧は225kV。X線検出器は3K(3008×2512ピクセル)と高い解像度を有する。

 センタリングデーブルを備える5軸動作機構を搭載しており、最適な位置に被測定物を置きやすい。測定範囲は直径240×高さ400mm。対象物を複数置けば同時に測定可能。

 装置の制御とデータの取得・評価を1つのソフトで実行できる。装置の寸法は幅2200×奥行き1230×高さ2130mmで、質量は4800kg。価格は7500万円(税別)。