米Allegro MicroSyetems(アレグロ)社は、太陽光発電システムに向けた電流センサーIC「ACS724/ACS720シリーズ」を開発した(ニュースリリース)。2個のホール効果素子を使って差動検出する。このためコモンモード成分の影響を排除できるとしている。太陽電池のストリング電流や直流(DC)入力電流などの測定に向ける。測定結果は、太陽光発電システム用インバーター装置に搭載した最大電力点追従制御(MPPT)機能で使うことを想定する。

太陽光発電システムに向けた電流センサーIC。Allegro MicroSyetemsのイメージ
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 ACS724シリーズは、絶縁体の耐圧が4.8kVRMSで、絶縁動作電圧が1097VRMSである。内蔵した1次導体の抵抗は0.85mΩ(標準値)と小さい。このため電流測定による消費電力を低く抑えられる。測定可能な電流範囲は製品によって異なり、±12A品、±20A品、±30A品、±65A品などを用意した。電源電圧は+4.5〜5.5V。パッケージは16端子SOICW。動作温度範囲は−40〜+125℃である。ACS720シリーズは、絶縁体の耐圧が3.6kVRMSで、絶縁動作電圧が616VRMSである。内蔵した1次導体の抵抗は1.0mΩ(標準値)。測定可能な電流範囲は製品によって異なり、±15A品、±35品、±65A品、±80A品などを用意した。電源電圧は+4.5〜5.5V。パッケージは16端子SOICW。動作温度範囲は−40〜+125℃である。2製品どちらも、製品化時期や価格は明らかにしていない。

 このほか、MPPT機能に必要な電流と電圧の両方を測定できる電力モニタリングIC「ACS71020」も併せて開発した。単相電力の測定が可能だ。パッケージは16端子SOICW。製品化時期や価格は明らかにしていない。