米Diodes(ダイオーズ)社は、中〜高光出力の車載照明に向けたリニア方式のLEDドライバー制御IC「AL5814Q」を発売した(ニュースリリース)。スイッチング素子として、MOSFETもしくはバイポーラートランジスタを外付けして使用する。このため、IC内部の発熱量を最小限に抑えられる。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード1」に準拠する。さらに自動車業界における生産部品承認プロセス(PPAP)や、自動車業界の品質マネジメントシステム規格「IATF16949:2016」をクリアすることが可能だ。具体的な応用先は、リアランプやインテリアランプ、インスツルメントパネルのイルミネーション、ポジションランプ(車幅灯)などである。

中〜高光出力の車載照明に向けたLEDドライバー制御IC。Diodesのイメージ
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 入力電圧範囲は+4.5〜60Vと広い。外付けスイッチング素子の駆動電流は最大15mAである。このため、MOSFETとバイポーラートランジスタの両方を駆動できるという。内蔵した基準電圧源の出力電圧は0.4Vで、その誤差は±5%(全動作温度範囲において)と小さい。このため、出力電流を高い精度で制御できるとしている。LEDへの駆動電流は、外付けの抵抗分圧回路を使ってユーザーが設定できる。このほか、LEDのオープン保護機能やPWM調光機能、LEDのサーマルフォールドバック機能、加熱保護機能、入力の低電圧ロックアウト機能などを用意した。パッケージは8端子MSOP。動作温度範囲は−40〜+125℃。すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。