AIエンジニアリング(本社大阪市)は、IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)を活用してユーティリティー設備の状態を可視化・分析するサービス「工場ドクター”FORS”」を展開する。第1弾として、水処理設備向けシステム「Suizin(水神)」を提供する(図1、ニュースリリース)。状況把握や情報伝達の遅延による事故を防ぎ、生産停止のリスク軽減を図る。

図1:「工場ドクター”FORS”」の概要(出所:AIエンジニアリング)
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 工場ドクター”FORS”は、工場の設備にセンサーを取り付けてIoTで収集したデータを可視化するシステムの総称だ。「Suijin」の他、空気や電気に関連する設備を可視化する「Fuzin(風神)」「Orizin(機神)」「Raizin(雷神)」のサブシステムで構成される。同社がスカイディスク(本社福岡市)と共同開発したAIモデルを実装している。

 機能としては、設備の状況をリアルタイムに把握できるダッシュボード画面の他、装置の故障を検知して電子メールやSNSでアラートを通知する機能、リアルタイムの数値で報告書を作成できる機能を備える。これによって設備の安定稼働に必要なデータの収集や点検などの作業工数とコストの削減、ユーティリティー設備の最適化を可能とする。

 第1弾のSuizinは、井戸ポンプや各種ろ過装置、薬液注入装置などを対象とする(図2)。従来のアナログメーターの点検からセンサーによるデータの収集に切り替えることで、担当者による誤差がなくなるという。

図2:水設備の可視化の例(出所:AIエンジニアリング)
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