独Infineon Technologies(インフィニオン)社は、出力電流の0.5〜100%の範囲での調光が可能なLEDドライバーIC「ILD8150」を発売した(ニュースリリース)。入力電圧範囲は+8〜80Vと広い。安全特別低電圧(SELV:Safety Extra Low Voltage)回路への対応が求められるLED照明器具に向ける。

0.5〜100%で調光できるLEDドライバーIC。Infineon Technologiesの写真
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 降圧(バック)型DC-DCコンバーター回路を用いたLEDドライバーICである。フィードバックループの制御方式はヒステリシス方式を採用した。ハイサイドスイッチとして機能するMOSFETを集積した。オン抵抗は290mΩ(標準値)である。最大出力電流は1.5Aと大きいため、高光出力のLED照明器具に適用可能だ。出力電流の誤差は3%(標準値)と小さい。DC-DCコンバーター回路のスイッチング周波数は2MHz(最大値)である。最大デューティー比は99%。変換効率は95%超が得られるという。

 設定した出力電流(ターゲット出力電流)の0.5〜100%の範囲で調整できる調光機能を用意した。周波数が250Hz〜20kHzのPWM信号を入力することで明るさを制御できる。IC内部では、このPWM信号入力に応じて、設定した出力電流の12.5〜100を使って制御する(同社はハイブリッド調光と呼ぶ)。

 サイクル・バイ・サイクルの電流制限機能や低電圧ロックアウト(UVLO)機能、過熱保護機能、デジタル方式のソフトスタート機能などを用意した。パッケージは8端子DSO。動作接合部温度範囲は−40〜+150℃である。このほか、放熱電極を設けた8端子DSOに封止した「ILD8150E」も併せて発売した。2製品どちらも、価格は明らかにしていない。