USB 3.2準拠のUSB Type-Cに向けたESD保護ダイオード
USB 3.2準拠のUSB Type-Cに向けたESD保護ダイオード
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 オランダNexperia社は、「USB 3.2」に準拠したUSV Type-Cインターフェース向け静電気放電(ESD)保護ダイオード「TrEOSシリーズ」を発売した(ニュースリリース)。USB 3.2規格では、受信回路の入力部にコンデンサーの挿入を求めている。そこで同社は、2つのタイプの製品を開発した。1つは、コネクターとコンデンサーの間に入れるサージ耐量が極めて高いタイプ。もう1つは、コンデンサーとシステムチップの間に入れるトリガー電圧が極めて低いタイプである。前者は5製品、後者は4製品を用意した。いずれの製品も、最大データ伝送速度は20Gビット/秒に対応し、最大100Wの充電に使える。パッケージはDSN0603-2である。

 特徴は3つある。1つは、端子間容量が低いこと。最も低い製品は0.1pFである。2つ目は、ダイナミック抵抗が低いこと。最も低い製品は0.1Ωである。3つ目は、サージやESDによるパルスに対する耐量が高いことだ。8μ/20μsのパルスにおいて、最大で20Aの耐量を備える。

 例えば、サージ耐性が極めて高いタイプである「PESD3V3W1BCSF」の特性は以下の通り。逆方向スタンドオフ電圧(VRWM)は+3.3V。端子間容量は0.55pF(標準値)。サージ耐量は20A(8μ/20μsのパルス時)。ダイナミック抵抗は0.1Ω。ESD耐圧は±30kVである。トリガー電圧が極めて低いタイプ「PESD2V0Y1BSF」の特性は以下の通り。逆方向スタンドオフ電圧(VRWM)は+2V。端子間容量は0.69pF(標準値)。ダイナミック抵抗は0.2Ω。トリガー電圧は4.3V。ESD耐圧は±20kVである。いずれの製品も、価格は明らかにしていない。