入力換算雑音密度を従来比で1/2に低減したオペアンプIC
入力換算雑音密度を従来比で1/2に低減したオペアンプIC
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 ロームは、入力換算雑音密度を従来品比で約1/2に低減したオペアンプIC「LMR1802G-LB」を発売した(ニュースリリース)。1kHzにおける入力換算雑音電圧密度は2.9nV/√Hz(標準値)で、10Hzにおいては7.8nV/√Hz(標準値)である。さらに「低雑音特性と背反の関係にある位相余裕と容量性負荷の駆動能力もそれぞれ業界トップクラスを実現した」(同社)という。具体的には、位相余裕は68度(標準値)、容量性負荷の駆動能力は500pFを確保した。回路設計技術と、製造プロセス技術、レイアウト技術を工夫することで実現したとしている。微小信号を扱う光センサーや、ソナー、ハードディスク装置(HDD)に搭載する加速度センサーなど、高精度センサーを搭載する産業用電子機器に向ける。

 CMOS技術で製造した。直流特性にも優れる。つまり高精度な増幅が可能だ。例えば、入力オフセット電圧は5μV(標準値)で、その温度ドリフトは0.4μV/℃(標準値)。入力バイアス電流は0.5pA(標準値)である。大振幅電圧利得は140dB(標準値)。利得帯域幅積(GB積)は3MHz(標準値)。全高調波歪み+雑音(THD+N)は0.0035%(標準値)。スルーレートは1.1V/μs(標準値)。コモンモード入力電圧除去比(CMRR)は85dB(最小値)、電源電圧変動除去比(PSRR)は90dB(最小値)を確保した。

 電源電圧範囲は、単電源駆動の場合に+2.5〜5.5V、2電源駆動の場合に±1.25〜2.75V。出力は、電源電圧いっぱいまで振ることができる。パッケージは、外形寸法が2.90mm×2.80mm×1.25mmの5端子SSOP。動作温度範囲は−40〜+125℃。すでにサンプル出荷を始めている。量産は2018年10月に月産50万個規模で開始する予定だ。サンプル価格は500円(税別)である。