雑音抑圧機能を搭載した16ビット/14ビットの2チャネルA-D変換器IC
雑音抑圧機能を搭載した16ビット/14ビットの2チャネルA-D変換器IC
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 旭化成エレクトロニクスは、雑音抑圧機能を搭載した16ビット分解能と14ビット分解能の2チャネルA-D変換器IC「AK925Xシリーズ」を発売した(ニュースリリース)。16ビット分解能品2つと14ビット分解能品2つの4製品からなる。同社独自のA-D変換方式である「ZDS-NS(Zero latency Delta Sigma with Noise Suppression)」を採用することでA-D変換と雑音抑圧機能を実現した。A-D変換の即時応答が可能なZDS方式に、雑音抑圧(NS)機能を組み合わせた方式である。同社によると、「ZDS-NS方式を使えば、ΔΣ(デルタ-シグマ)方式と同等の高精度変換を実行しつつ、逐次比較(SAR)方式の特徴である超高速応答を達成できる」という。モーター制御用の電流計測用途や、エンコーダー、小型計測器などに向ける。

 4製品のうち「AK9255NK」は、16ビット分解能で、最大サンプリング速度が1.0Mサンプル/秒である。インターフェースのレイテンシーは1。「AK9256NK」は、14ビット分解能で、最大サンプリング速度が1.1Mサンプル/秒である。インターフェースのレイテンシーは1。「AK9255ANK」は、16ビット分解能で、最大サンプリング速度が0.5Mサンプル/秒である。インターフェースのレイテンシーは0。「AK9256ANK」は、14ビット分解能で、最大サンプリング速度が0.6Mサンプル/秒である。インターフェースのレイテンシーは0である。いずれの製品も、2チャネル同時サンプリングが可能である。雑音抑圧機能の強度は、4段階で変更できる。

 4製品いずれも、端子互換性を備える。さらに、競合他社の14ビット/16ビット分解能のSAR型A-D変換器ICとの端子互換性も確保したとする。電源電圧は+3.0〜3.6V。パッケージは、実装面積が3mm×3mmの16端子QFN。すでにサンプル出荷と量産出荷を始めている。価格は明らかにしていない。