バッテリー電圧モニターを搭載したLDOレギュレーターIC
バッテリー電圧モニターを搭載したLDOレギュレーターIC
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 リコー電子デバイスは、バッテリー(2次電池)電圧モニター出力機能を搭載したLDOレギュレーターIC「RP124シリーズ」を発売した(ニュースリリース)。バッテリー電圧モニター出力機能は、バッテリーからの入力電圧を1/3、もしくは1/4に分圧して出力するもの。この出力をマイコンなどに入力することで、バッテリー残量の監視機能を実現できる。従来は、マイコンに内蔵したA-D変換器の入力インピーダンスが低いため、バッテリー電圧モニター入力の分圧抵抗を低インピーダンスで組む必要があった。このため、分圧抵抗での消費(リーク)電流が大きくなり、システム全体の消費電力を増やす原因になっていた。さらに、分圧抵抗や制御信号ラインの実装面積も必要になる。そこで今回は、IC内部でバッテリー電圧を分圧し、専用端子(BM端子)からバッファー出力することで問題を解決した。バッテリー電圧モニター出力機能の追加による消費電力の増加分は0.1μAと少ない。バッテリー駆動のIoT対応機器や、エナジーハーベスティング対応機器、BluetoothやZigBee、LPWAなどの無線通信モジュールなどに向ける。

 LDOレギュレーターの入力電圧範囲は+1.7〜5.5V。定格入力は+6.5Vである。出力電圧は固定で、+1.2〜3.6Vの範囲で、製品購入時に指定できる。出力電圧の誤差は±0.8%(最大値)。最大出力電流が100mA。無負荷時の消費電流は0.2μA(標準値)。出力コンデンサーには、静電容量が1.0μF以上の積層セラミックコンデンサーが使える。バッテリー電圧モニター出力機能の分圧比の違いで2製品を用意した。1つは、分圧比が1/3の「RP124xxx3x」、もう1つは分圧比が1/4の「RP124xxx4x」である。BM端子の外付けコンデンサーには、静電容量が0.1μ〜0.22μFの積層セラミックコンデンサーが使える。

 65mA(標準値)の短絡電流制限回路を内蔵した。パッケージは、外形寸法が1.2mm×1.2mm×0.4mmの6端子DFNと、2.9mm×2.8mm×1.1mmの5端子SOT-23を用意した。動作温度範囲は−40〜+85℃。すでに量産を始めている。量産規模は月産200万個。1000個購入時の参考単価は150円である。