米Microchip Technology社は、クローズドループ制御に向けたMCUとして「PCI18 Q10ファミリー」と「ATtiny1607ファミリー」を発表した(ニュースリリース)。どちらも独自の8ビットCPUコアをベースにCIP(Core Independent Peripherals)を搭載しており、クローズドループ制御にCPUコアを使わなくてもよいため高性能と低消費電力を両立可能と同社は説明する。

「PCI18 Q10」の機能ブロック図。Microchipの図
「PCI18 Q10」の機能ブロック図。Microchipの図
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「ATtiny1607」の機能ブロック図。Microchipの図
「ATtiny1607」の機能ブロック図。Microchipの図
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 PCI18 Q10はCIPとしてCWG(Complementary Waveform Generator)や10/12ビットA-D変換器を搭載しており、さまざまな機器において、これらのCIPを利用することでデータ処理やフィルタリングをCPUコアを介さずに実行できるという。一方、ATtiny1607はハンドヘルド機器やリモコンなどサイズに制限がある用途向けに3mm×3mmと小型の20ピン QFNパッケージに封止している。高速なA-D変換器を集積しており、機器の素早いレスポンスを可能にするという。

 開発環境としてPIC18 Q10向けには「MPLAB Code Configurator」や「MPLAB X/MPLAB Xpress IDE」が利用可能。評価ボードとして「Curiosity High Pin Count (HPC) Development Board (DM164136)」を用意する。一方ATtiny1607向けにはIDEの「Atmel Studio 7」や評価ボードの「ATmega4809 Xplained Pro」が利用可能である。

 両ファミリーともサンプル及び量産出荷中。PIC18 Q10ファミリーは1万個発注時に1個あたり0.77米ドルから。ATtiny1607ファミリーは1万個発注時に1個あたり0.56米ドルからとなっている。評価ボードはDM164136が32米ドル。ATmega4809 Xplained Proが38米ドルである。

PCI18 Q10向け評価ボード「DM164136」。Microchipの写真
PCI18 Q10向け評価ボード「DM164136」。Microchipの写真
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ATtiny1607向け評価ボード「ATmega4809 Xplained Pro」。Microchipの写真
ATtiny1607向け評価ボード「ATmega4809 Xplained Pro」。Microchipの写真
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