EMIを低く抑えられる車載オーディオバス「A2B」向けトランシーバーIC
EMIを低く抑えられる車載オーディオバス「A2B」向けトランシーバーIC
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 米Analog Devices社(ADI)は、放射電磁雑音(EMI)を低く抑えられる車載オーディオバス「A2B(Automotive Audio Bus)」向けトランシーバーIC「AD242x」を発売した(ニュースリリース)。A2Bは、UTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブルを介して、音声データと制御データ、クロック信号の伝送のほか、電力給電も可能にするバス仕様である。発売したICは、トランスミッター(送信回路)の送信電力レベルを搭載する車種に合わせて調整できるため、EMI規格に準拠しやすくなるとしている。車載用半導体ICの品質規格である「AEC-Q100」に準拠する。車載用インフォテインメント機器や、自動車内の乗員間の会話システム、振動音(ロードノイズ)のアクティブ・ノイズ/キャンセル、ハンズフリー通話用のマイクロフォン・アレー・システムなどに向ける。

 A2Bは、単一マスター、複数スレーブ構成が可能なオーディオバスで、ノード間の距離は最大15m、ケーブルの全長は最大40mに対応する。今回は、マスター機能の有無などの違いで3製品を用意した。「AD2328W」はマスター機能を備える。「AD2326W/AD2427W」はマスター機能を備えていない。スレーブとして使える。さらにAD2328Wは、I2S/TDMインターフェースをサポートしているが、AD2326WとAD2427Wはサポートしていない。3製品いずれも、最大4個のPDMマイクロフォン出力を入力信号として扱うことが可能だ。パッケージは、実装面積が5mm×5mmの32端子LFCSP。動作温度範囲は−40〜+85℃。価格は明らかにしていない。