スウェーデンEricsson(エリクソン)は2018年7月16日、オーストラリアの通信事業者であるTelstra(テルストラ)の商用ネットワークと米Intel(インテル)の試験端末を使った5G NRマルチベンダー間データ通信試験を完了したと発表した(ニュースリリース)。ゴールドコーストにあるTelstraの5Gイノベーションセンターにて実施された。Telstraは3月に5G対応Wi-Fiホットスポットの提供をゴールドコーストにて開始したと発表している(関連記事)。

出所:Ericsson
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 今回の実験では、Telstraの商用利用可能な3GPP 5G NR NSA(Non-Standalone)準拠のネットワークが使われている。周波数は、5G向けの3.5GHz帯と4Gのバンド1(2.1GHz帯)を使用。そのほか、Ericssonの5G NR対応ベースバンド装置6630、無線装置6488、各種ソフトウエアを含む基地局設備、TelstraのSIMカード、Intelの5G Mobile Trial Platform(5G対応端末開発用プラットフォーム)を使った試験用端末が使われている。

 EricssonとIntelは、今回に先立ち、2018年7月6日に、スウェーデン、キスタのEricsson研究所で、3.5GHz帯を使ったNSA 5G NRのデータ通信試験を実施している(関連ニュースリリース)。この際には、Telstraのほか、NTTドコモ、台湾Asia Pacific Telecom、仏Bouygues Telecom、スペインTelefónica、中国China Unicom、 台湾FarEasTone、仏Orange、韓国SK Telecom、中国SmarTone、米 T-Mobileなど18の事業者が協力している。Telstraはこの結果を受けて今回、商用化に向け、いち早く、より実環境に近い状態での試験を実施した。

 Telstraは、2019年上半期中にも5G商用ネットワークを運用開始するとしている。