キャプテンインダストリーズ(本社東京)は、大型の工作機械や複数の工作機械を制御する集中システムに対応できるミストコレクター「ARGOS」(アルゴス)シリーズを2018年8月から販売する(図1、ニュースリリース)。製造はイタリアのロズマ(LOSMA)。送風流量が3000〜1万5000m3/hの7機種をそろえる。メインフィルターの表面をサポートフィルターが覆う構造とすることでメインフィルターの寿命延長を図っており、メインフィルターは1年に1回程度、サポートフィルターは1年に2回程度の交換で済むという。

図1:「ARGOS」シリーズ
図1:「ARGOS」シリーズ
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 同シリーズは内部に、メイン・サポートフィルターに加えてクーラントタンクや液化カートリッジ、排気カートリッジを備える(図2)。タービンで本体上部から有害物を吸入・捕集した後、重力を利用して本体内部の側面に衝突させ、液化。さらに液化カートリッジでも液化する。その後、サポートフィルターを介してメインフィルターを通すことで空気の清浄度を高め、排気カートリッジから設備内に再放出する。タービンには、遠心力を利用して排気効果を高める「エアロダイナミクス技術」を採用。液化カートリッジを樹脂と金属の2層構造として、メインフィルターに到達するまでに液化できる量を増やしている。

図2:内部の構造
図2:内部の構造
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 オプションとして、サイクロン効果で有害物やゴミを捕集できる機器「ツイスター」を吸気側に追加できる。排気カートリッジには、EN規格でH13に準拠するHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターまたは同H14に準拠するULPA(Ultra Low Penetration Air)フィルターの装着も可能で、活性炭を利用した臭気カートリッジも選べる。H13のフィルターを装着したときの濾過効率は99.97%とする。

 その他、フィルターの目詰まりを検知するためのインジケーターを搭載する(図3)。同インジケーターは、メインフィルターの入口と出口の送風量差圧を常時監視。差圧を数字で示すとともにLEDの色の変化で状態を表すので、離れた場所からでも状態を把握しやすい。

図3:フィルターの目詰まりを監視するインジケーター
図3:フィルターの目詰まりを監視するインジケーター
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 メンテナンス時はメンテナンス用のドアを開け、メインフィルターを回転させて引き抜く。洗浄して繰り返し使える液体カートリッジも引き出せるようになっており、取り外しが容易という。本体の外形寸法(幅×奥行き×高さ)は1000×1420×2200〜1500×1520×2700mm、質量は385〜920kg。