産業/車載向けオペアンプIC
産業/車載向けオペアンプIC
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は、電源電圧範囲と動作温度範囲を広げた産業機器/車載機器向けオペアンプIC「TSB712A」を発売した(ニュースリリース)。デュアル(2回路入り)品である。電源電圧範囲は、単一電源駆動時に+2.7〜36V、二電源駆動時に±1.35〜±18V。動作温度範囲は−40〜+125℃である。ハイサイド/ローサイド電流検出や、ホール効果センサーや歪みゲージの信号増幅(インターフェース)、アクチュエーターの駆動、モーター制御、データ収集などに向ける。車載用半導体ICの品質規格に対応した製品は2018年9月に製品化する予定だ。

 バイポーラーCMOS技術で製造した。入力オフセット電圧は300μV(最大値)で、その温度ドリフトは2.8μV/℃(最大値)。入力バイアス電流は300nA(最大値)。コモンモード信号除去比(CMRR)は115dB(最小値)を確保した。オープンループ利得は110(最小値)。利得帯域幅(GB)積は6MHz(標準値)。スルーレートは3V/μs(標準値)。入力換算雑音電圧密度は12nV/√Hz(10kHzにおける標準値)。全高調波歪み+雑音(THD+N)は0.0003%(標準値)。位相余裕は45度(標準値)である。入力と出力どちらも、電源電圧いっぱいまで振ることができる(レール・ツー・レール入出力)。

 入力部にEMI(放射電磁雑音)フィルターを内蔵した。このため工場内や自動車内といった雑音が多い環境でも、その影響を排除して使用できる。静電気放電(ESD)耐圧は、人体帯電モデル(HBM)で±2kVを確保した。パッケージはMiniSO8。1000個購入時の米国での参考単価は0.95米ドルからである。

 このほか、GB積が22MHz(標準値)と大きい「TSB7192A」も用意している。パッケージはMiniSO8。1000個購入時の米国での参考単価は0.95米ドルからである。