パナソニックの社内カンパニーであるパナソニック アプライアンス社(本社滋賀県草津市)は、草津工場にウイングアーク1st(本社東京、以下ウイングアーク)のダッシュボード・ソフトウエア「MotionBoard」を導入した(図1、関連記事)。ウイングアークが発表した(ニュースリリース)。家庭用燃料電池「エネファーム」を製造する同工場では、品質の要素である「4M3H」の変化点などのデータを集約・見える化するのに同ソフトを活用し、IoT(Internet of Things)への取り組みを推進するという。

図1:「MotionBoard」のトップ画面
図1:「MotionBoard」のトップ画面
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 4M3Hは、「Man(作業者)」「Machine(機械設備)」「Material(原材料)」「Method(作業方法)」の4Mと「初めて」「変更」「久しぶり」の3Hを組み合わせたもの。工場における生産性や品質は4Mの要素の組み合わせによって決まり、3Hに起因するヒューマンエラーを減らすことで効率を高められるという考え方だ。

 同工場では、品質や生産進捗、4M3Hの変化点など25項目にわたる製造管理指標を同ソフトで一元管理し、リアルタイムに見える化している。これらの情報を製造現場で共有することにより、そのときの変化点や工程異常に対して迅速な対応が可能という。具体的には、特定の部品に設計変更が生じた場合、それに合わせて管理工程図や作業指示図が修正されているかどうか、現場の作業とひもづけて確認できる仕組みを構築した。

 見える化の次の段階として同工場では、「不良が作れない」ことを狙いとするシステム「作業ナビゲーション」を作った。もともと同システムは、各工程の担当者に対して次に実施すべき作業の手順を音声や画像で指示するなど、作業の補助を目的に2009年頃から運用されていた。今回、それを進化させたという。

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