スマートメーターなどに向けた3軸磁気センサーICと電子コンパスモジュール
スマートメーターなどに向けた3軸磁気センサーICと電子コンパスモジュール
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は、スマートメーターなどに向けた3軸磁気センサーIC「IIS2MDC」と電子コンパスモジュール「ISM303DAC」を発売した(ニュースリリース)。2製品どちらも、異方性磁気抵抗(AMR:Anisotropic Magneto-Resistive)センサーを内蔵する。電子コンパスモジュールについては、AMRセンサーのほかに、3軸加速度センサーを1パッケージに収めた。スマートメーターに対するタンパー検出や、高精度なモーション検出、慣性測定ユニット(IMU)、距離測定などに向ける。

 3軸磁気センサーICには、AMRセンサーのほか、16ビットA-D変換器、制御ロジック回路、入出力インターフェース回路、温度センサーなどを集積した。磁束密度測定のダイナミックレンジは最大±50ガウス。感度は1.5mガウス/LSB(標準値)。オフセット値は±60mガウス(最大値)。RMS雑音は4.6mガウス(最大値)。出力データレートは10Hz、20Hz、50Hz、100Hz、150Hzの中から選択できる。電源電圧は+1.71〜3.6V。入出力インターフェースはSPIとI2Cに対応する。パッケージは、外形寸法が2mm×2mm×0.7mmの12端子LGAである。動作温度範囲は−40〜+85℃。

 電子コンパスモジュールは、3軸加速度センサーと3軸磁気センサーを1パッケージに収めたもの。磁束密度測定のダイナミックレンジは最大±50ガウス。加速度測定のフルスケールは±2g(gは重力加速度)。データ出力は16ビット分解能のデジタル信号である。高分解能モードと、高周波数モード、低電力モードを備えており、各モード間をダイナミックに切り替えられるという。入出力インターフェースはSPIとI2Cに対応。256レベルのFIFOメモリーを搭載した。パッケージは、外形寸法が2mm×2mm×0.7mmの12端子LGAである。動作温度範囲は−40〜+85℃。

 2製品どちらも、すでに量産を始めている。参考単価はIIS2MDCが0.85米ドル、ISM303DACが1.9米ドルである。ICやモジュールの評価などに使えるアダプターボードも用意している。IIS2MDCのアダプターボードは「STEVAL-MKI185V1」で、参考単価は16米ドル。ISM303DACのアダプターボードは「STEVAL-MKI184V1」で、参考単価は17.15米ドルである。アダプターボードを挿入するDIL24ソケットを備えたメインボード「STEVAL-MKI109V3」も用意されており、参考単価は85.75米ドル。