火災報知器や煙探知機などに向けた固体リレーIC
火災報知器や煙探知機などに向けた固体リレーIC
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 米Semtech社は、火災報知器や煙探知機などに向けた固体リレー(SSR:Solid State Relay)IC「TS13501」を発売した(ニュースリリース)。同社の固体リレーICファミリー「Neo-Iso」に含まれる製品である。制御システムと負荷の間にガルバニック絶縁を設けることが可能だ。直流(DC)と交流(AC)のどちらにも対応しており、最大3+36Vの電圧を双方向でブロッキング(阻止)できる。

 2個のMOSFETと制御ロジック回路、ゲートドライバー回路、過電流保護回路などを1チップに集積した。機械式リレーやフォトMOSリレー(フォトリレー、光MOSFET)などの置き換えに向ける。こうした既存のリレーと比べると、制御電流は最大で1/10に削減でき、パッケージの実装面積は最大で90%減らせるという。火災報知器や煙探知機のほか、レーザーバリアー警報システムや、自動ドア、スプリンクラー制御システムなどに向ける。

 内蔵したMOSFETのオン抵抗は240mΩ(標準値)である。最大動作電流は1A。通常動作時における過電流保護機能のしきい値は1.5A。突入電流に対しては、3A(40ms)に耐えることができる。制御信号は差動形式を採用しているため、外来雑音による影響を抑えられるとしている。静電気放電(ESD)耐圧は「IEC 61000-4-2」規格に準拠しており、気中放電モデルで±24kV、接触放電モデルで±6kVを確保した。電気的高速過渡現象(EFT)に対する耐量は「IEC 61000-4-4」規格に準拠しており、40A(5n/50ns)である。雷サージに対する耐圧は「IEC 61000-4-5」に準拠する。すなわち80V(内部インピーダンスが2Ωのとき)である。パッケージは、放熱電極を設けた8端子SOP。動作接合部温度範囲は−40〜+125℃。1万個購入時の米国での参考単価は0.62米ドルである。