1kW以上のモーター駆動に向けた650V耐圧IGBT
1kW以上のモーター駆動に向けた650V耐圧IGBT
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 独Infineon Technologies社は、出力が1kW以上のモーター駆動に向けた+650V耐圧のIGBTを発売した(ニュースリリース)。トレンチ技術とフィールドストップ技術を組み合わせた同社独自の「TRENCHSTOP IGBT6」を適用したIGBTである。IGBTチップとともに、ソフトリカバリー用ダイオードを1パッケージに収めた。このため電力損失を低減できるという。家電機器や産業用ミシン、ファン、ポンプなどに搭載するブラシレスDC(直流)モーターに駆動に使える。

 最大コレクター電流の違いなどで3製品を用意した。「IKA08N65ET6」は7A(+100℃における最大値)、「IKA10N65ET6」は9A(+100℃における最大値)、「IKA15N65ET6」は11A(+100℃における最大値)である。コレクター-エミッター間の飽和電圧(VCE(sat))はいずれも1.50V(+25℃における標準値)。スイッチング周波数は5k〜30kHzに対応する。

 例えば、IKA15N65ET6のそのほかの特性は以下の通り。ゲート電荷量は37.0nC(標準値)と少ない。入力容量は1020pF(標準値)。出力容量は50pF(標準値)。帰還容量は20pF(標準値)である。ダイオードの順方向電圧降下は1.50V(+25℃における標準値)。短絡に対する耐時間は3μsを確保した。

 パッケージは3製品いずれもTO-220FP。動作接合部温度範囲は−40〜+175℃。すでにサンプル出荷を始めている。価格は明らかにしていない。パッケージが異なる製品については2019年に製品化する予定である。