高電流密度のマルチフェーズDC-DCコンに向けた低背の電源インダクター
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 米Vishay Intertechnology社は、高電流密度のマルチフェーズDC-DCコンバーターなどに向けた電源回路用インダクター(電源インダクター)「IHSR-4040DZ-51」を発売した(ニュースリリース)。最大使用温度が+155℃と高い同社の電源インダクター製品群「IHSRシリーズ」に含まれる製品である(使用温度範囲は−55〜+155℃)。特徴は、従来品に比べると直流抵抗を50%削減したと同時に、インダクターの実装高さを20%以上低くできる点にあるという。このためDC-DCコンバーターの出力密度を高められるとしている。サーバーやノートパソコン、デスクトップパソコン、産業機器、通信機器などに搭載するDC-DCコンバーターやフィルターに向ける。

 外形寸法は10.3mm×10.3mm×4.0mmである。インダクタンスは0.130μH(100kHz、0.25V印加時)で、その誤差は±20%である。直流抵抗は、標準値が0.520mΩで、最大値が0.546mΩとどちらも小さい。熱定格電流はDC(直流)時に72A。飽和電流は、インダクタンスの低下が約20%のときに63A(標準値)、約30%のときに92A(標準値)。自己共振周波数は151MHz(標準値)と高い。DC-DCコンバーターのスイッチング周波数は最大で5MHzに対応できるとしている。すでにサンプル出荷と量産出荷を始めている。価格は明らかにしていない。