シライ電子工業(京都市右京区)は、配線が見えない透明フレキシブル基板「SPET-MM」の開発に成功したと発表した(ニュースリリース:PDF)。同社は、「SPET(Super-Polyethylene-Terephthalate)シリーズ」として、基材が透明なフレキシブル基板をカーエレクトロニクスやアミューズメント業界向けに展開している。今回の製品はSPETシリーズをベースに配線を限りなく見えない状態にまで透明にした。第1回名古屋ネプコン ジャパン(2018年9月5日~7日、ポートメッセなごや)で一般公開する。

透明フレキシブル基板「SPET-MM」
(出所:シライ電子工業)
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 従来のSPETシリーズは、全光透過率90%、シート抵抗0.95mΩ/Sqの導体抵抗、リフロー耐熱性(180℃)の特性を持つ。ガラスと同等の透明度を実現したという「SPET-α」と、フィルムに図案などを印刷した「SPET-Color」の2種類を展開している。これらは導体が見える製品だった。

 今回のSPET-MMは、SPETシリーズのコア技術を応用し、配線を限りなく見えない状態まで透明化する技術を付加した。詳しい仕組みは非公開だが、従来のSPETシリーズと同様に素材はポリエチレンテレフタレート(PET)と銅箔を使用している。今後、新型ディスプレーとして注目されるマイクロLEDディスプレーや、ウエアラブル端末などに向けて提案していくという。

従来品「SPETシリーズ」
(出所:シライ電子工業)