150MHz動作のArmコアを集積したブラシレスDCモーター制御IC
150MHz動作のArmコアを集積したブラシレスDCモーター制御IC
[画像のクリックで拡大表示]

 米Active-Semi International社は、150MHz動作の32ビットCPUコア「Arm Cortex-M4F」を集積したブラシレスDC(直流)モーター制御IC「PAC5532」を発売した(ニュースリリース)。同社のモーター制御ICファミリー「PAC(Power Application Controller)」に含まれる製品である。+40〜120V入力のブラシレスDCモーターの駆動/制御に向ける。具体的な用途としては、電池駆動の電動工具や、ガーデニングツール、電動バイク、電動スケートボード、ドローンなどを想定する。

 32ビットCPUコアのほか、128Kバイトのフラッシュメモリー、32KバイトSRAM、浮動小数点演算ユニット(FPU)、2.5Mサンプル/秒の12ビットA-D変換器、ハイサイドスイッチ/ローサイドスイッチ向けゲートドライバー、降圧型DC-DCコンバーター制御回路、PWM信号生成回路、アナログフロントエンド(AFE)回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)回路などを1チップに集積した。

 AFE回路は、ユーザーが構成可能(コンフィギュラブル)である。内蔵したアナログ機能は、3個の差動プログラマブル利得アンプ(PGA)と、4個のシングルエンドPGA、過電流保護回路、10個の比較器、2個の10ビットD-A変換器である。ゲートドライバーは、ハイサイドスイッチ用とローサイドスイッチ用をそれぞれ3個ずつ用意した。つまり3相インバーター回路を構成できる。どちらも駆動電圧は+180Vで、駆動電流は2Aである。伝搬遅延時間と、フォールト保護機能はユーザーが設定できる。PWM信号生成回路には、32個のPWM/CCブロックを備えた4個の16ビットタイマーなどを内蔵した。最大300MHzのクロック信号を入力することで、高分解能のPWM信号を生成できる。このほか、CPUコアには、4レベルのプログラムコード保護機能を搭載したとする。

 入出力インターフェースとしては、2個のUSART、I2Cインターフェース、CAN 2.0A/B対応コントローラー、SWD(Single Wire Debugger)インターフェース、JTAGインターフェースを備える。パッケージは、実装面積が8mm×8mmの51端子QFN。動作温度範囲は−40〜+125℃。すでに量産出荷を始めている。価格は明らかにしていない。