米Intel(インテル)社は、第8世代Coreの新製品を6つ発表した(日本語ニュースリリース)。薄型ノートPCや2-in-1機に向けた「U-Series」の製品が3つ、2-in-1機やタブレット端末に向けた「Y-Series」の製品が3つである。今回の新製品を搭載したPCは、ドイツのベルリンで8月31日より開催の「IFA 2018」で見られる(関連記事1)。

ドイツ・ベルリンで2018年8月28日に行われたイベントで、今回のU-SeriesのMPUが製造されたウエハーを披露するIntelのRan Senderovitz氏(vice president in the Client Computing Group)。Intelの写真
ドイツ・ベルリンで2018年8月28日に行われたイベントで、今回のU-SeriesのMPUが製造されたウエハーを披露するIntelのRan Senderovitz氏(vice president in the Client Computing Group)。Intelの写真
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 第8世代Coreの第1弾製品は2017年8月に発表された(関連記事1)。開発コード名が「Kaby Lake R」の4つのU-Series製品である(「i7-8650U」、「i7-8550U」、「i5-8350U」、「i5-8250U」)。2018年3月には同じ開発コード名のCore i3が追加になった(関連記事2)。2018年4月には、新たなUシリーズ製品が4つ発表された(「i7-8559U」、「i5-8269U」、「i5-8259U」、「i3-8109U」)(関連記事3)。4製品いずれも開発コード名は「Coffee Lake」。そして今回発表の3製品は、いずれも開発コード名が「Whiskey Lake」の「i7-8565U」、「i5-8265U」、「i3-8145U」である。

 以上のように、発表された第8世代 CoreのU-Seriesは開発コード名が異なる製品があるが、すべて14nmプロセスで製造される。2番目のCoffee Lakeは、1番目のKaby Lake Rに比べて処理性能が高かったが、今回のWhiskey LakeはCoffee Lakeよりも性能が高いとは言えそうもない。むしろ、Whiskey LakeはKaby Lake Rの後継と考えた方がよさそうだ。どちらも熱設計電力は15Wで、Coffee Lakeの28Wよりも小さい。グラフィックスはCoffee LakeがIris Plus Graphicsなのに対して、Whiskey LakeはKaby Lake Rと同じくUHD Graphicsである。

 Whiskey LakeとKaby Lake Rの違いだが、同じプロセスで製造され熱設計電力も同じことからプロセッサー本体の性能差は小さいと思われる。Intelの資料では、周辺との接続をつかさどるPCH(Platform Controller Hub)の違いを訴えている。今回のPCHは、IEEE 802.11acやBluetooth 5.0に対応し、高速な無線通信をサポートする。同社はこれを「ギガビットWi-Fi」と呼ぶ。有線接続では最大10Gビット/秒のUSB 3.1 Gen2をサポートする。このPCHはプロセッサー本体と同様に14nmで製造する。Kaby Lake RのPCHは22nmで製造していた。今回のU-Seriesの価格はi7-8565Uが409米ドル、i5-8265Uは297米ドル、i3-8145Uは281米ドルである。

今回のU-Series(Whiskey Lake)のプロセッサー本体(上)とPCH(下)の概要。Intelの図
今回のU-Series(Whiskey Lake)のプロセッサー本体(上)とPCH(下)の概要。Intelの図
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 なお、上記の3種のほかに、第8世代 Core U-Seriesには、10nmプロセスで製造されるという開発コード名が「Cannon Lake」の製品がある。MPU製品としての公式発表はないが、このMPUは小型PC(NUC)に搭載されている(関連記事4)。

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