タンガロイ(本社福島県いわき市)は、倣い加工用カッター「DoTwistBall」(ドゥー・ツイスト・ボール)シリーズのサイズ展開を拡充する(図)。従来の04サイズ(R=4mm)に加えて05サイズ(同5mm)と06サイズ(同6mm)をラインアップすることで、適用できる加工を増やす。

図:「DoTwistBall」シリーズ(出所:タンガロイ)
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図:「DoTwistBall」シリーズ(出所:タンガロイ)

 同シリーズは、ラジアスと高送りの2種類の刃先交換チップを1つのボディーに装着できる倣い加工用カッター。チップとボディーの接触面をねじれ形状とし、加工中にチップがずれるのを防ぐとともに、多角形形状によってチップの回転を抑える。3D加工や高送り加工での安定性に優れるという。

 ラジアス形状のチップ「MJインサート」では、従来の丸駒チップに比べて切れ刃の断面積を大きくして、強度を高めた。切れ刃にはインクリネーション(勾配)を持たせているため、切りくずが細かくなり排出しやすい。金型の形状加工などに向く。

 高送り刃形のチップ「HJインサート」は最大切り込みが従来から30%向上しており、加工能率を高められる。最大切り込みは、04サイズで1.3mm、06サイズでは2.0mmとする。加えて、すくい角が大きな切れ刃形状により切削抵抗を低減している。肩削り加工や平面加工の他、溝加工、彫り込み加工、ヘリカル穴あけ加工などに向く。

 材種としては、鋼・ステンレス鋼加工用のPVD(物理蒸着)コーティング材種「AH3135」と、鋳鉄・高硬度材・難削材加工用のPVDコーティング材種「同120」を設定する。ボディーにはシャンクタイプとモジュラータイプ、ボアタイプがあり、加工深さに応じた突き出し長さで使える。

 ボディーは17型番、チップについては6型番を追加する。ボディーの価格は、05サイズのシャンクタイプ「EXLN05M025C25.0R02」が5万2164円(税込み、以下同)で06サイズのボアタイプ「TXLN06M063B22.0R06」が7万8300円。05サイズのMJインサート「LNMX0506R5-MJ AH120」は1793円、06サイズのHJインサート「同0607ZER-HJ AH3135」は2063円としている。