消費電流が0.55mAと少ない慣性測定ユニット
消費電流が0.55mAと少ない慣性測定ユニット
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は、消費電流が0.55mA(コンボ・ハイパフォーマンス・モード時)と少ない慣性測定ユニット(IMU:Inertial Measurement Unit)「LSM6DSO」を発売した(ニュースリリース)。同社の慣性測定ユニット製品ファミリー「iNEMO」に含まれるもの。3軸加速度センサーと3軸角速度センサーを1つのパッケージに収めた SiP(System in Package)品である。特徴は、9Kバイトと大きいFIFOメモリーを搭載したことで、システム効率を高めた点にある。メモリー容量が大きいため、システムプロセッサーの待機時間を長く取ることが可能になり、慣性測定ユニットへのデータ要求の回数を減らせるようになる。常時オンが求められる組み込み機器に向ける。具体的には、モーショントラッキング用途やジェスチャー検出、センサーハブ、室内のナビゲーション、IoT機器、カメラの光学式手振れ補正(OIS)や電子式手振れ補正(EIS)などを挙げている。

 MEMS技術で製造した。加速度測定のフルスケールは±2g(gは重力加速度)、±4g、±8g、±16g。角速度測定のフルスケールは±125dps(degree per second)、±250dps、±500dps、±1000dps、±2000dpsである。加速度測定時の感度は、フルスケールが±2gのときに0.061mg/LSB(標準値)、±4gのときに0.122mg/LSB(標準値)、±8gのときに0.244mg/LSB(標準値)、±16gのときに0.488mg/LSB(標準値)。角速度測定時の感度は、フルスケールが±125dpsのときに4.375mdps/LSB(標準値)、±250dpsのときに8.75mdps/LSB(標準値)、±500dpsのときに17.50mdps/LSB(標準値)、±1000dpsのときに35mdps/LSB(標準値)、±2000dpsのときに70mdps/LSB(標準値)。加速度測定の雑音密度は70μg/Hz(標準値)。角速度測定の雑音密度は3.8mdps/Hz(標準値)である。

 システムプロセッサーとの接続に向けて、SPI/I2C準拠のシリアルインターフェースとMIPI I3C準拠のシリアルインターフェースを搭載した。電源電圧は、アナログ回路部が+1.71〜3.6V、入出力インターフェース部が+1.62Vである。パッケージは、外形寸法が2.5mm×3mm×0.83mmの14端子LGA。動作温度範囲は−40〜+85℃。すでに量産を始めている。1000個購入時の米国での参考単価は1.99米ドルである。