車載機器に向けた「Bluetooth 5」規格対応無線通信IC
車載機器に向けた「Bluetooth 5」規格対応無線通信IC
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 東芝デバイス&ストレージは、車載機器に向けた「Bluetooth v5.0 Low Energy」規格準拠の無線通信IC「TC35681IFTG」を発売した(ニュースリリース)。動作温度範囲が−40〜+125℃と広く、Long Range通信時のリンクバジェットが113dB(伝送速度は125kビット/秒)と大きいことが特徴だ。このため動作環境が厳しい車載機器への適用が可能という。車載用半導体ICの品質規格である「AEC-Q100」は取得する予定である。応用先として、リモート・キーレス・エントリー・システムや、車載センサー機器から送られてくるデータを収集するオンボード診断(OBD)システム、タイヤ空気圧監視システムなどを挙げている。

 英Arm社のCortex-M0コアを採用したマイコンのほか、2.4GHz対応の無線通信回路、A-D変換器、入出力インターフェース、DC-DCコンバーター、LDOレギュレーター、クロック回路などを1チップに集積した。マスクROMも搭載しており、Bluetooth LE v5.0の追加仕様であるLong Rangや、2Mビット/秒通信、LEのHCI(Host Control Interface)機能やGATT Profile機能などに対応する。

 無線通信回路の最大送信出力は+8dBmと大きい。最大受信感度は、伝送速度が125kビット/秒時に−105dBm、1Mビット/秒時に−95.6dBm、2Mビット/秒時に−93.2dBm。RSSI(Received Signal Strength Indication)機能の誤差は±2dB(−90〜−10dBm入力時)である。汎用入出力(GPIO)は18本用意した。さらにGPIOしても使える2チャネルのUARTも備える。これを使えば、9600ビット/秒〜9251.6kビット/秒のホストインターフェース、もしくはSPIインターフェース、I2Cインターフェースとして利用できる。GPIOは、ウエークアップ機能や4チャネルのPWM信号入力、5チャネルのA-D変換器入力として設定できる。

 電源電圧は+1.8〜3.6V。RF出力時の消費電流は、+3.0V動作、+8dBm出力、1Mビット/秒の場合に11.0mA。RF入力時は、+3.0V動作、1Mビット/秒の場合に5.1mA。ディープスリープ時は50nAである。パッケージは、実装面積が6mm×6mmの40端子QFN。ウェッタブルフランクに対応する。価格は明らかにしていない。