タンガロイ(本社福島県いわき市)は、刃先交換式の小径高送りカッター「TungForce-Feed」(タングフォースフィード)シリーズを2018年11月21日から販売する(図)。工具径は8~16mmで、最大切り込みは0.5mm。金型の形状加工や一般加工において、従来製品から生産性と経済性を高められるという。

図:「TungForce-Feed」シリーズ
(出所:タンガロイ)
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 新シリーズでは、刃先交換チップのすくい角を大きくして切削抵抗を低減した。加えて、ポジティブインクリネーションによって切りくずの流出方向を制御し、ポケット加工や溝加工でも切りくずを噛み込みにくくすることで、突発欠損を防いでいる。

 さらにチップのコーナー部を厚くして、チップの欠損によるボディーの損傷を防止。従来の刃先交換式工具よりも大きなサイズのチップ締付ねじを採用してねじ強度を約1.5倍に高め、ねじの破損を抑えたとする。

 チップ材種として、鋼・ステンレス鋼加工用の「AH3225」と、鋳鉄・高硬度鋼・難削材加工用の「同8015」を設定した。前者には、超硬母材からの皮膜剥離を抑制する「密着層」、耐摩耗性皮膜と耐酸化性皮膜の2種を積層してクラックの進展を抑える「耐摩耗・耐酸化・耐欠損層」、「耐溶着層」の3層から成る新開発の「トリプルNanoコーティング」を施している。後者では、超硬母材の上に高硬度・高アルミニウム積層皮膜を重ね、チッピングや凝着を抑制する表面平滑化技術「PREMIUMTEC」を採用した。

 ボディーにはシャンクタイプとモジュラータイプがある。シャンクタイプについては2種類の首下長さを用意しており、加工深さに応じて適当な突きし長さで使用できる。

 価格は、工具径が8mmのボディー「EXLS02M008C08.0LH16R01」が2万1384円(税込み)、工具径が16mmのボディー「同M016C16.0LH30R05」が3万9420円(同)、高送り用のチップ「LSMT0202ZER-HM AH3225」が778円(同)。