IoT端末向けパワーマネジメントIC
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 英Dialog Semiconductor社は、IoT端末に向けたパワーマネジメントIC(PMIC)「DA9070/DA9073」を発売した(ニュースリリース)。降圧型DC-DCコンバーター回路や昇圧型DC-DCコンバーター回路、LDOレギュレーター回路、リニア方式のバッテリー充電回路などを1チップに集積した。特徴は待機時の消費電流を1μA以下に抑えた点にある。このため常時オンが求められるIoT端末のバッテリー駆動時間を延ばすことが可能になるとしている。さらにプリント基板上の実装面積を、ディスクリート部品を使う場合に比べて25%削減できるという。具体的な用途としては、フィットネストラッカーやスマートウォッチ、ワイヤレスヘッドフォン、携帯型医療端末、家庭用オートメーション機器などを挙げている。

 入力電圧範囲は+2.5〜5.5V。リニア方式のバッテリー充電回路は+22V耐圧で、最大充電流は500mAである。電源経路(Power Path)の切り替えスイッチを備える。充電レートは、「ファスト」と「スロー」のいずれかを選択できる。降圧型DC-DCコンバーター回路の最大出力電流は300mA。昇圧型DC-DCコンバーター回路は出力電圧を+4.5〜18Vの範囲で設定できる。最大出力電流が150mAのLDOレギュレーター回路を3個集積した。「DA9070」にはこのほか、バッテリーのエネルギー残量表示(フューエルゲージ)に向けて、電流と電圧のモニター機能を用意した。検出した電流と電圧のデータを外付けマイコンに送ることで残量表示機能を実現できる。

 バッテリーの充放電時に向けた保護機能を備える。外部インターフェースとしてI2Cを搭載した。パッケージはDA9070とDA9073のどちらも、実装面積が2.97mm×2.366mmの42端子CSPである。価格は明らかにしていない。