極狭ベゼルのスマホに向けた1.44mm幅の近接/色/環境光センサーモジュール
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 オーストリアams社は、ディスプレーを囲む枠であるベゼルが極めて狭いスマートフォンに向けた近接/色/環境光(ALS)センサーモジュール「TMD3702VC」を発売した(ニュースリリース)。パッケージは表面実装型の8端子OLGAで、外形寸法は1.44mm×2.88mm×0.65mmである。同社によると、「業界で最も幅の狭い近接/色センサーモジュール。このためスマートフォンのディスプレー領域を最大限に広げられる」という。

 近接検出用に発振波長が940nmの面発光型半導体レーザー(VCSEL)と、その駆動回路を内蔵した。赤外光LEDを使う競合他社品に比べて発光効率を高められるため、動作時(アクティブ時)の消費電力を大幅に削減できるとしている。色センサーは、いわゆる「RGBC+IR」の5チャネルに対応した。赤色(R)と、緑色(G)、青色(B)、白色(C:Clear)、赤外光(IR)に対応したLEDとフォトダイオードを備える。視野角は(FOV:field Of View)は±48度。RGBCのフォトダイオードには紫外光(UV)と赤外光(IR)を遮断するフィルターを用意した。検出したアナログの光信号は、16ビット分解能のA-D変換回路でデジタル信号に変換し、I2Cインターフェースを介して出力する。利得や積分時間、割り込みはユーザーがプログラムすることが可能だ。

 電源電圧範囲は+1.7〜2.0V。アクティブ時の消費電流は105μA(標準値)、アイドル時は35μA(標準値)、スリープ時は0.54μA(標準値)である。動作温度範囲は−30〜+85℃。すでにサンプル出荷を始めている。1000個購入時の米国での参考単価は1.15米ドルである。