ロボットベンチャーのGROOVE Xは2018年12月18日、家庭用ロボット「LOVOT(らぼっと)」を発表した。生き物のように人とコミュニケーションできることを目指した。まずは2台1セットで販売を始める。価格は1セットあたり59万8000円(税別)。別途、1セットあたりの月額費用が1万9960円(税別)から掛かる。先行予約は同日19時から、出荷は2019年後半に始める。1台のみの販売も2020年に予定する。

家庭用ロボット「LOVOT(らぼっと)」
家庭用ロボット「LOVOT(らぼっと)」
[画像のクリックで拡大表示]

 LOVOTは高さ430ミリメートル、質量3キログラム。インホイールモーターで駆動する2つの車輪で床を走る。全身にあるタッチセンサーで人の接触を検知できる。抱き寄せたときに触れないよう、車輪を体内に格納する機構を備える。表面の大部分は布で覆われている。ユーザーはLOVOTの服装を着せ替えて楽しめる。

 頭部には黒い円筒形の「センサーホーン」があり、半天球カメラや赤外線カメラを内蔵する。周囲の人や物を認識するのに使う。行動範囲を規定するため、LOVOTは下部に備える深度カメラで屋内の地図を作成する。1度の充電で45分動く。残量が低下すると充電ステーション「ネスト(巣)」に自動で戻る。

 同社の林要社長によると「価格は製造原価にほぼ近い」という。林社長は人型ロボット「Pepper」を開発した1人として知られる。LOVOTはPepperのようなコンテンツ表示機能や会話機能を持たない。「人の代わりに仕事をするロボットではなく、一緒にいると安心するロボットを目指した」(林社長)。

GROOVE Xの林要社長
GROOVE Xの林要社長
[画像のクリックで拡大表示]

» 本記事の英訳はこちら