「AI(人工知能)」への期待は現在“マックス”だ。各種の産業をドライブする鍵となる期待の技術として、このアルファベット2文字を目にしない日はない。試しに日本経済新聞の電子版で検索してみたら、本文中に「AI」を含む記事は24時間内で30以上あった(2018年5月23日13時)。コンピューターが「考えてくれる」「解決してくれる」というのだから期待するなという方が無理だ。

コンピューターのぼう大な計算力による最適化設計によって、人が頭で考えるよりも良い設計案をコンピューターが生み出すようになる可能性があると思うか
過半が「近い将来に生み出す」(56.8%)と回答。「遠い将来には生み出す」と合わせると約8割が、コンピュテーショナルデザインによって人間の設計を超える設計を生み出すと予想している。
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 「コンピュテーショナルデザイン」は、AIなど最近のコンピューター技術の進歩を設計業務の効率化、最適化に応用する試みだ。最終的な生成物に欠かせない各種の条件を与えて、コンピューターに試行錯誤させ、最適な設計を提案させる。以前からある考え方だが、昨今のAI技術の進歩などで適用範囲が広がり、普及が加速している。例えば、最近の3D CADのほとんどは、コンピュテーショナルデザインの要素後術の1つである「トポロジー最適化」の機能を標準的に備えるようになっている。

「トポロジー最適化」は当たり前

 トポロジー最適化とは、力があまりかかっていない部分の材料は不要とみなして除去するなどの試行錯誤で、軽量化と必要な強度を両立させた部品や構造を設計を見いだす手法だ。JFEスチールなど、自動車の構造フレームの設計にトポロジー最適化を適用して成果を出した企業も出てきている。

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