米グーグル(Google)は2019年5月20日(米国時間)、業務用スマートグラスの新製品「Glass Enterprise Edition 2」を発表した。専用OSから汎用のAndroidにOSを切り替え、アプリケーション開発やデバイス管理を容易にした。危険な環境に向いた安全性の高いフレームも用意する。

グーグルが発表した「Glass Enterprise Edition 2」
出所:米グーグル
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 業務用スマートグラスであるGlass Enterprise Editionで初めての大幅なバージョンアップとなる。グーグルは2014年から一部顧客向けにGlass Enterprise Editionの販売を開始し、2017年から一般に販売していた。

 新しいGlass Enterprise Edition 2はプロセッサーに米クアルコム(Qualcomm)の拡張現実(AR)専用SoC(System on a Chip)である「Snapdragon XR1 Platform」を採用した。4個のプロセッサーコアに加えて機械学習専用コアを搭載するため、画像認識処理の性能向上や消費電力の削減ができたとする。価格は公表していないが米メディアは999ドルだと報じている。前バージョンの1500ドルから値下げしたことになる。

 OSについては、従来のスマートグラス専用OSから汎用的な「Android Oreo」に変更した。これによって開発者は使い慣れたAndroidのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使ってGlass用アプリケーションを開発できるようになる。またAndroid用のモバイルデバイス管理ソリューション「Android Enterprise Mobile Device Management」を使って端末の一元管理ができるようになった。