AI(人工知能)開発ベンチャーのエーアイスクエアは2019年6月5日、長い文章を要約したり文章内容を分類したりできるAIエンジン製品「QuickSummary」を同日に発売したと発表した。汎用的に使える製品だが、音声をテキスト化する同社の既存製品などと組み合わせ、会話の文字起こしから要約まで全自動化できるようになる。コールセンターを中心に売り込む。

QuickSummaryの学習用の管理画面。文章から単語を抽出し、重視する単語の指定し直しが簡単にできる
QuickSummaryの学習用の管理画面。文章から単語を抽出し、重視する単語の指定し直しが簡単にできる
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 ユーザーが追加的に学習させることで、分野や用途に応じて文章を要約できる。重要視する単語やフレーズを与えたり、重要と捉える文章の位置を校正したりして、追加の学習を実施する。約1000個と比較的少ない教師データで実用的な要約が可能という。さらに学習用の管理画面は、文章から抽出した言葉をビジュアルに表示して重要な単語をマウス操作で指示するなど、現場が使う想定で設計している。

 ソフトウエアのライセンスは初期費用が100万円から、月額料金が30万円から。学習データの整備やプロジェクト管理など導入支援サービスも合わせて提供する。横浜銀行が2018年10月から開発途中版を試験運用し、コールセンターでの導入を決めたという。