デジタル化へのニーズが高まり、ITエンジニアに求められるスキルやノウハウも変わりつつある。実務知識や保有スキルの証明手段の1つであるIT関連の資格も、こうしたトレンドと無縁ではない。日経 xTECH会員へのアンケート調査を基に「いる資格」「いらない資格」をあぶり出した。
ITエンジニアがこれから取得したいと思うIT資格はどれだろうか。編集部が用意した47種類のIT資格から、最大3つ選んでもらった。
最も多かったのは「AWS認定各種」で、1004人の回答者のうち285人が取得したいと回答。回答率は28.4%で、回答者の4人に1人以上が取りたい資格と考えている。
企業のクラウド活用が日本でも進んできた背景がある。既存システムをクラウドに移行してコスト削減を図るだけでなく、新たなサービスを生み出す場として、クラウド活用の重要性が増している。市場シェアでトップを走るAWSの活用ノウハウを修得したいと考えるITエンジニアが急激に増えている。2017年7月に実施した前回調査でAWSの回答率は9.4%にすぎなかったが、今回、一気に伸びてきた。
前回調査で1位だった「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」は24.5%(246人)で2位だった。3位以降はIPAの資格が並ぶ。3位の「プロジェクトマネージャ」は19.4%(195人)、4位の「ITストラテジスト」は18.9%(190人)の回答者が取得したいと回答。定番の国家資格が不動の人気を示したといえる。
前回調査では、ベスト10に入った民間資格は「AWS認定各種」のみだった。今回はそれに加え、「PMP」が13.4%(135人)の回答者を集め、8位に食い込んだ。
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