企業がこの先もビジネス継続を目指すのであれば、webサイトの有効活用は避けて通れません。そのためにはwebサイトでできることを整理して「戦略的なweb制作」を進める必要があります。今回は、戦略的なwebサイトの構築には不可欠な、BtoBサイトならではのリサーチ手法を紹介します。

 多くのBtoB企業は、自社サイトの構築やリニューアルをする際に、「事業に影響を与えたい」「見込み顧客と出会うきっかけにしたい」「売り上げにつなげていきたい」といったビジネス上の具体的な成果を期待しています。「とりあえずwebサイトを見栄え良くできればOK」ということはないはずです。

 このような「事業に貢献するwebサイト」を実現するためには、当然、webサイトの議論以前に、その事業自体の方向性を明確にしておく必要があります。しかしながら、私たちにwebサイトの相談がある時点で、事業戦略がきちんと整理できているケースは稀(まれ)です。

事業に貢献するwebサイトを作るためにやるべきこと

 そのため私たちは、webサイトの企画やデザインを具体的に考え始める前に「戦略フェーズ」を設け、お客様とともにビジネスの要件を整理しています。

 このフェーズでやることは、単なるヒアリングにとどまりません。定量・定性を問わず様々な調査手法を駆使し、2~3カ月にわたる戦略フェーズを通じて、お客様のビジネスに対する私たちの理解度を、お客様の担当者と同等かそれ以上に引き上げていきます。

 この戦略フェーズがあるからこそ、設計フェーズで事業戦略に基づいたwebサイトの企画や設計が可能になり、制作フェーズで事業戦略とマッチしたデザインやコンテンツを制作できるようになるのです。

 これは私たちのようなweb制作会社特有の進め方ではありません。BtoB企業が自社でwebサイトを改善・運用する際にも、同じ考え方が必要です(図1)。

図1●web制作に入る前に「戦略フェーズ」を設け、事業戦略を整理する
(出典:ベイジ)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経 xTECH Active会員の登録が必要です

日経xTECH Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。