
「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」などのクラウドベンダーの顧客獲得の主戦場が、オンプレミス(自社所有)環境にある企業の基幹系システムに移ってきた。クラウドベンダー各社は、大規模システムを稼働できるコンピューティングサービスを追加したり、基幹系システムで頻繁に利用されているソフトウエアをそのまま移行できるサービスを用意したりするなど、基幹系のクラウド移行を念頭に置いたサービス拡充を急いでいる。各ベンダーの基幹系システム獲得の動向を追った。
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「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」などのクラウドベンダーの顧客獲得の主戦場が、オンプレミス(自社所有)環境にある企業の基幹系システムに移ってきた。クラウドベンダー各社は、大規模システムを稼働できるコンピューティングサービスを追加したり、基幹系システムで頻繁に利用されているソフトウエアをそのまま移行できるサービスを用意したりするなど、基幹系のクラウド移行を念頭に置いたサービス拡充を急いでいる。各ベンダーの基幹系システム獲得の動向を追った。
クラウドベンダー各社が基幹系システムでは導入数が多い「Oracle Database(DB)」向けのサービスの提供に苦慮している。米オラクルのライセンス規定などにより、Oracle DBをクラウドに移行する際の考え方が複雑だったり、乗せられなかったりするからだ。
クラウドベンダー各社は今、オンプレミス環境をクラウドコンピューティングに移行する際に受け皿となるサービスの拡充急いでいる。特に各クラウドサービスが注力しているのが欧州SAPのERPパッケージで構築した基幹系システムだ。周辺システムも合わせてそのままクラウド移行したいユーザー企業を支援する。
クラウドサービスベンダーの熱視線が、欧州SAP製品で作ったオンプレミス(自社所有)のシステムに向いている。SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージ「SAP ERP」や業務パッケージ群「SAP BusinessSuite」で構築した基幹系システムを、自社のクラウドサービスに移行させる――。こ…
「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」などのパブリッククラウドの主戦場が、企業の基幹系システムに移ってきた。クラウドベンダー各社は、大規模システムを稼働できるコンピューティングサービスを追加したり、基幹系システムで頻繁に利用されているソフトウエアを…