佐藤 岳彦 氏
ウイングアーク1st株式会社
管理本部
BPR推進室
佐藤 岳彦 氏

 ウイングアーク1stは帳票やBIなどのソリューションで知られ、近年はクラウド事業や海外展開にも注力している。同社の掲げる事業目的は、「企業の情報活用を支援する」こと。ビッグデータ時代、多くの企業が膨大なデータと格闘している中で、その使命は一層重みを増している。

 同社は、「紺屋の白袴」には絶対にならないという強い意志のもと、積極的に新しい技術や自社製品を利用した先進的な取り組みにチャレンジし、自らが事例になることを実践している。今回、基幹システムの刷新に取り組んだ背景にも、事業目的である「企業の情報活用を支援する」を徹底的に追求するという方針があった。ウイングアーク1stの佐藤岳彦氏は次のように説明する。

 「お客様の情報活用を支援するためには、まず弊社自身が高いレベルでそれを実現していなければなりません。ただ、以前の基幹システムでは情報活用をする上で、個々の情報の連携などに課題があったことも確かです。そこで、経営層からの問題提起を受けて、課題の核にあった基幹システムの刷新プロジェクトがスタートしました」

 さらに新システムでは、自社製品を使いこなすことも求められた。まず、自分たちが使いこなすことで、顧客に対する提案力を高めることができるからだ。

 基幹システム刷新の検討が始まったのは2013年春。ITと業務の両面で「あるべき姿」を議論し、経営情報の可視化による「営業戦略的なデータ活用」、データのタイムリーな活用による「営業活動の効率化」、ワークフローや業務プロセスの最適化による「業務処理統制」を目指すことになった。

 こうした議論と同時に基幹システムのベースとなるERPの選定も行われた。検討の結果、同年夏に「GRANDIT」の導入を決定。導入パートナーとしてGRANDITで多くの経験を持つベニックソリューションを選定した。

 プロジェクトは順調に進んだ。2014年3月に会計システム、15年3月に販売システムの運用がスタート。既に情報活用などの面でも成果も現れ始めている。徹底的な情報活用を可能にしたウイングアーク1stの新基幹システム。プロジェクト成功の要因はどこにあったのだろうか。

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