2018年9月、オートメーション・エニウェアとロンドン大学ゴールドスミスカレッジのマネジメント研究所は、米国、インド、日本、英国の4か国でRPA(Robotic Process Automation)の導入とその効果に関する調査を行っている。
同調査では、日本は、46%の企業がRPAに投資し、1年以内に投資する計画がある企業が51%で、合わせると97%が1年後にはRPAに取り組んでいるという結果が出ている。これは、調査対象の4か国で最も高く、日本でRPAに対する期待や注目度を表している。
しかし、一方で、日本では「自社の従業員が利用可能なツールを最大限に活用したり、仕事のスタイルや従業員の満足度に期待されるメリットを得るために苦労している」という回答が46%もあり、RPAに注目して導入はしてみたが、思っていた効果は出ていないという現状を浮き彫りにしている。
この調査結果を見て驚いたというオートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社担当者は、「私自身、オートメーション・エニウェアに入社して以来、お客様から効果が出なかったという話は聞いたことがありません」と話す。では、RPAで効果が出る場合と出ない場合は、どのような違いや差があるのだろうか。