かつては誇大広告のように見えたインダストリー 4.0 の世界が実現していくなか、次世代の革命が間もなくやってきます。産業プロセスを大きく変革すると考えられているインダストリー 5.0 では、人間と機械の連携がさらに強化されます。インダストリー 5.0 は、リアルタイムでのプロセスの最適化に革命をもたらし、コストの削減、品質の向上、将来性が考慮された生産システムの構築につながると考えられています。このような未来の社会にとって、信頼性が高く高精度なスマート計測は、持続可能で成果を生み出す産業の基盤であり続けます。

最新のオートメーション革命であるインダストリー 4.0 では、意思決定を自動化し、プロセス全体を可視化するシステムの下で機器はワイヤレス接続とスマートセンサを活用します。しかしデータが豊富で情報が乏しい(DRIP)システムの欠点として、オペレーターが情報に基づいた意思決定を行う際に必要な、タイムリーかつ正確な知見を迅速に得ることが難しい点が指摘されています。そのため、この課題を克服できるシステムを正しく構成することが非常に重要です。

<良質なデータが良質な意思決定をもたらす>
自動化されたシステムは、ほぼ例外なく、信頼性の高いセンサに大きく依存しています。このようなシステムでは、ヴァイサラの最先端の計測テクノロジーが確かな精度と安定性に大きな優位性をもちます。良質なデータが良質な意思決定をもたらすためには、苛酷で困難なプロセス状態においても、センサから長期間にわたって正確で安定した計測値を得る必要があります。

自動化により、プロセスの最適化、コストの削減、製品品質および安全性の向上、スループットの向上を実現することが可能になりますが、信頼性の高いスマートデバイスを採用してプロセス状態を監視することで、このような向上をより簡単に達成することができます。

監視システムのエラーや故障は、資源や製品を浪費するだけでなく、大きな損害を引き起こす工場の操業停止につながる可能性もあるため、スマートデバイスのユーザーは、機器のライフサイクルコストを考慮に入れる必要があります。購入価格も重要な問題ですが、頻発するメンテナンスや校正、故障に伴う継続的な運用コストは、購入コストを大幅に上回る可能性があります。

スマートシステムによって可視性を高めることで、施設内の全体の運用プロセスとその関連する部署にメリットをもたらすことができます。さらに、このリアルタイムのデータは、施設外の全世界各地にいる関係者も利用することができます。サプライヤーとデータを共有することで、生産効率のベンチマーキングが容易になり、その他の運用効率の向上にも役立ちます。また、顧客は、最終製品の納入までの生産プロセスの各段階に関する情報を必要な時に把握することができます。

<スマートビジネスのためのスマート計測の実現>
スマートプロセスを導入することで、ビジネスを変革できます。ビッグデータの収集と分析に加えて、インターネットオブシングス(IoT)やロボットといった、スマートかつインターネット接続された自律的なデジタル技術と物理技術の統合をもたらすインダストリー 4.0 のさまざまなメリットと機会を活用することで、企業は市場で競争上の優位性を生み出す大きなチャンスを得ることができます。

さらに、第 5 次産業革命であるインダストリー 5.0 の背景にあるコンセプトは、人間の創造性とロボットの速度、生産性、一貫性の組み合わせだと論じられています。より包括的な人間中心の未来を創造するために、インダストリー 5.0 では、ロボットと人間の異なる強みを組み合わせることで、ロボットと人間の連携が強化されていくことでしょう。

また、インダストリー 5.0 は、製造におけるマス・カスタマイゼーションを実現し、廃棄物の削減と循環型社会の構築に貢献することが期待されています。製造ライン内の作業者は、製造工程の大部分が自動化されることで、日常的な製造工程よりも長期的な計画やその設計に関与できるようになります。これにより、設計の自由度が向上し、顧客と連携して各自に適した製品を製造することができるようになります。創造性が必要とされる作業に人間の才能を存分に活用できるようになります。

一般的に、スマートデバイスには何らかのインテリジェンスが備わっており、通常は別のデバイスやネットワークに接続され、インタラクティブにかつ自律的に動作することができます。また、スマートデバイスはリモートアクセスで構成、運用、整備および分析を実行でき、人工知能が備わっているデバイスも存在します。

インダストリー 5.0 の未来がどのようなものになるか、まだ正確にはわかっていませんが、ヴァイサラは常に新しい可能性とビジョンを最前線で探求しています。スマートファクトリーは、自律的に運用できるものではなく、人間が関与する必要があります。最終的な意思決定の質はそれが拠り所とするデータの質に比例するため、プロセスの最適化には正確な計測が必要です。ヴァイサラの高精度なデータ計測の優位性は、お客様の固有のプロセスにの知見を提供し、現在およびスマートな未来のニーズに対しての最適な意思決定を可能にします。

著者Liisa Åström
VIM 製品/システム開発部門長
ヴァイサラOyj.の産業計測部門における研究開発および製品管理リーダー。国際的なビジネス環境での先端技術製品の設計、およびその商業管理と技術管理に 19 年の経験があります。顧客価値や、事業部門と技術部門のシームレスな対話に情熱を注ぎ、チームスピリットとコミュニケーションの育成により、社内の研究開発プロジェクトを率いています。
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■ 迅速な応答性、長期安定性、豊富な仕様
この度新しく発売されたヴァイサラのHMP3、DMP5、DMP6、DMP7、DMP8、MMP8の6種類のプローブは、次世代の工業プロセスにおけるエネルギー節減や、プロセスの最適稼働、製品の品質向上のために、露点、オイル内水分計測の新しい可能性の選択肢として、「ヴァイサラ Indigo製品シリーズ」の ラインアップに加わりました。
本プローブシリーズは計測が難しいといわれる露点やオイル内水分計測の中においても、 狭小スペース用、高温環境、高圧、または急激な湿度変化を伴う過酷な条件下でも優れた性能を発揮できるように設計されています。6種類のプローブから、用途に応じた最適なモデルを選択できます。
HMP3:
一般的な工業用途で利用できるよう設計されており、塗装ブース等、 頻繁に校正が必要な使用環境に適しています。
DMP5:
オーブンなどの高温環境用途向けに設計されており、断熱材を貫通して簡単に取り付ることができ、挿入長も調節できます。
DMP6:
0~+350℃の温度範囲で直接計測が可能な構造設計で、過酷な高温環境用途向けに設計されています。また汚染物質、オイルミスト等多くの化学物質に耐性があります。
DMP7:
低露点環境における計測に適し、半導体製造機器などスペースに制約がある場所や、圧縮空気システム、ドライルーム等の小スペース環境設置向けに設計されています。
DMP8:
工業用乾燥工程、圧縮空気システム、半導体製造等、産業用の低露点環境における 計測に適した設計で、高圧パイプライン用に設計されています。オプションのボールバルブ取り付けキットを使用することで高圧のラインにおけるプロセス稼働中でのプローブ脱着が可能です。
MMP8:
変圧器等の絶縁油、エンジン等の作動油、潤滑油等のオイル内水分計測用に開発されたものです。

■ヴァイサラについて
ヴァイサラ社は、環境/産業計測分野における世界的なリーディング企業です。当社は80年以上にわたる経験を活かし、より良い世界に向けた観測を提供します。ヴァイサラは世界各国のお客様にとって、革新的な観測・計測機器とサービスを総合的に提供できる信頼されるパートナーです。本社であるVaisala Oyjはフィンランドのヘルシンキにあり、世界各国に約1,600人の社員を有し、NASDAQ Helsinki に上場しています。当社に関する詳細は、www.vaisala.comおよびwww.twitter.com/VaisalaGroupをご覧ください

● HUMICAP、CARBOCAP、PEROXCAPはヴァイサラ社の商標です。
● 本報道発表資料に記載されている内容は発表日現在の情報であり、予告なく変更される場合があります。

ヴァイサラ株式会社
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東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 神保町三井ビルディング16F
URL: http://www.vaisala.com/ja/
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【製品に関するお問い合わせ先】
産業計測営業本部
TEL: 03-5259-5960 FAX: 03-5259-5961
E-mail: sales.japan@vaisala.com

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