組込みソフトウェアシステム分野のグローバルリーディングカンパニーであるイーソルは、イーソルのスケーラブルリアルタイムOS「eMCOS(r)」をベースに仮想化機能を組込んだ「eMCOS Hypervisor」を正式にリリースします。
eMCOS Hypervisorは、1台のハードウェアプラットフォームの上でリアルタイムOS上の堅牢なリアルタイムアプリケーションと、汎用OS上のリッチアプリケーションを同時に実行し、両者の統合を図ることができます。ミックスド・クリティカル な各システムにおいて、それぞれを空間/時間的に完全に分離できます。

eMCOS Hypervisorは、eMCOSに仮想化機能を組み込むことにより、RTOSとしての高いリアルタイム性や安全性を確保しながら、LinuxやAndroidなどの汎用OSも組み合わせた、より柔軟なミックスド・クリティカルシステムの構築が可能です。

■eMCOS Hypervisorの主要な利点

・eMCOSの高度なスケジューリング機能を利用可能
eMCOS Hypervisorは、商用のフルPOSIX OS 「eMCOS POSIX」に仮想化機能を組み込む形で実現されており、ロードバランシングや時間分離などといったスケジューリング機能を、同じハードウェアプラットフォーム上のゲストOSでも活用することができます。

・汎用OSのブートシーケンスを容易にカスタマイズ可能
ゲストOSはeMCOS POSIXプロセスとして起動されるため、ゲストOSのブートシーケンスを単なるプロセスの起動処理として記述できます。したがって、シーケンシャルな起動、マルチコアで並行起動などを容易にカスタマイズできます。確実なリアルタイム性や安全性の確保を犠牲にすることなく複数のゲストOSを協調させ、かつ必要に応じて負荷分散を行いながら実行することが可能です。

・ドライバを容易に移植可能
Linuxで標準対応されているVirtioドライバがサポートされており、Linuxゲストを容易に移植できます。さらに、仮想マシンモニタがハードウェアアクセスをフィルタ処理またはパススルーすることが可能なため、SoCに密接に結合されているような固有のドライバも容易に移植できます。

・誤動作および悪意のあるソフトウェアに対する堅牢性
eMCOS Hypervisorのシステムは、権限の大きいハイパーバイザおよびカーネル空間に組み込む仮想化のための機構を最小限とし、ユーザ空間に配置される仮想マシンモニタ上で大部分の処理を実行するように設計されています。その結果、ゲストOSおよび仮想マシンの異常によってシステム全体のクラッシュにつながるような致命的な故障が起こることはありません。

ドメイン制御の自動運転車およびコネクテッドカー、スマートファクトリーへの対応、産業用ロボットの自律制御などをはじめとして、システムに求められる要件は年々複雑化、大規模化しています。また、従来からリアルタイム性が重視されてきた分野においても、他のシステムとの協調動作や統合などの機能がこれまで以上に重要になっています。eMCOS Hypervisorは、自動車分野、産業分野、医療分野など、高いリアルタイム性や信頼性、安全性が求められるアプリケーションに最適です。

<補足資料>
▽ eMCOS Hypervisor 製品ページ:
https://www.esol.co.jp/embedded/emcos-hypervisor.html

▽ イーソル ホームページ:
https://www.esol.co.jp/

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