セルロースナノファイバー(CNF)は木材などから得られるセルロース繊維をナノサイズまで微細化した繊維状の新素材である。軽量、高強度や寸法安定性といった特徴を持つことで知られる。

また、振ったりかき混ぜたりすると粘度が低下する性質(チキソ性)や、植物由来のため安全で環境負荷が低く、環境にやさしいことなどから、自動車用部品や、化粧品、食品といった様々な分野で製品開発や実用化が進められている。

静岡県では明治時代以降、豊富な水資源が注目され、富士市を中心として製紙産業が栄えてきた。

この地域特性を活かし、静岡県では同じく木材を原料とするCNF関連産業の創出と集積を図っており、平成27年6月に産学官連携による「ふじのくにCNFフォーラム」を全国に先駆けて設立し、研究開発の強化、CNFを活用した製品開発の支援、製造拠点の形成を三本柱とした「ふじのくにCNFプロジェクト」に取り組んでいる。

CNFの拠点、富士工業技術支援センター
CNFの拠点、富士工業技術支援センター