各種塗料を販売する専門商社の不二化成品は、LED薄型面発光照明「LUMICS Panel」を開発した。LUMICS Panelでは450mm角(最大)のシートの上に144個のLED素子が等間隔に配列されている。LUMICS Panelを使えば、サイン看板の厚さを50mmと従来よりも1/3~1/4に薄型化できる。設置されるサイン看板、コルトンBOXなど、薄さが求められる内照式看板に最適なデバイスである。

一般的なサイン看板に使用される光源はまだ蛍光灯が多い。蛍光灯を使った場合、蛍光灯を収めるフレームだけで厚さは50mm程度ある。サイン看板全体では150~200mmとさらに厚くなる。サイン看板を薄型化しようと蛍光灯と表示面を近づけると、蛍光灯のラインが表示面にはっきり現れ、明るさの均一性が失われる。蛍光灯の消費電力は大きく、発熱の問題も生じる。こうした従来の蛍光灯の課題を解決するためLEDを使用した光源がサイン看板に使用される。LUMICS Panelの最大の特徴は保護等級IP58(防塵、防水)で防水性能は最高等級を取得しており屋外での使用に適しているものである。
また、LUMICS Panelには二つのタイプがある。450mmタイプと300mmタイプである。それぞれ幅を変えた12列、6列、5列、4列、3列、2列の6種類の機種がある。駆動電圧はDC48V。面積最大の450mmタイプ12列の製品でも消費電力は11.52Wと低い。

LUMICS Panelは3層構造になっている。プリント配線が印刷されているPETフィルム基板の上に12×12個のLED素子と定電流回路が実装され、そのPET基板を覆う上層のカバーフィルムとPET基板を支える下層のアルミ板から成る。カバーフィルムはラミネート加工のように真空引き加工を施し、PET基板に密着させている。このためLUMICS Panelには高い防塵性と防水性がある。

屋外のさまざまな環境に設置されるサイン看板に使用しても、その環境に十分耐えられる性能を備えている。ちなみに「サイン看板に使用するLED素子を使ったデバイスはほかにもあるが、防水性で8等級を取得しているのはLUMICS Panelだけである」と、LUMICS Panelの開発・製造を担当する不二化成品新規事業推進本部スペース・ソリューション部執行役員副本部長松永弘康氏は説明する。

LUMICS Panelは施工性にも優れる。シートを並べるだけで明るさのムラがないサイン看板を簡単に製作できる。また、フレキシブルで曲げることも可能だ。

「LUMICS Panel」
「LUMICS Panel」