画像処理屋にとって、「色」のテーマは重くもあり避けたくもあり光学の専門家ほど詳しくもなく、コラムにするには難しいテーマです。

人間にとって「色」を感じる仕組みも「色の話」ですし、自己発光なのか、反射光なのかでも、対象物の「色」については違う視点でである事も知っておかないと、「この色を計測して欲しい」と言うテーマに対し、単にカメラから得られたRGB情報を処理する所から先だけを考える開発屋になってしまいます。

調べたい対象物の「色」を測定したい。から話を進めてみると「再現性」の問題が課題になったりします。

話を広げ過ぎてもこの量のコラムになりませんので、反射光に絞ってみます。

まず、光源に含まれる色々な波長の光が対象物に照射されます。
完全に暗室環境ですと、光源の波長だけを考えれば良いですがFAなどの場合、検査と関係ない製造工法上他の光も対象物にあたる事もあります。

次に対象物の特性により吸収される波長と反射する波長が異なります。その違いが、反射された光を受けた(この場合)カメラに受光される事になります。

反射と吸収も1、0のデジタル的な話ではありません。
また、反射も材料の特性だけでなく材料の形状(例えば表面が平滑か艶消しか)によっても異なります。

自動車の塗装で、ラメだとかメタリックとかは、何層かの塗装に、光の反射を角度によって変えるものを意図的に入れて見る角度によって反射を変化させてます。

次に、カメラで得られた光の分布に着目します。
対象物のピンポイントの場所の「色」を測定する事も無いわけではありませんが、ユーザーが期待されるのは、「人間が見たように」との要望が多いです。

人間は、広いエリアの観測と、局所的エリアの観測を無意識に実施している事が多いです。

これだけ、画像処理部の前の部分を知らないと、画像処理部を開発して「色の測定をしている」処理を作っても、人間判定と一致しない。との事が多いのです。

人間判定の特性と、画像処理の色々な計測結果を使った総合判定をなるべく一致させる。は、長年沢山の異なる計測を行ってきた我々でも、毎回目的に合わせた処理を新につくる部分になってます。

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【会社概要】(WEBからは「画像処理 開発」で検索)

KITは画像処理専門開発メーカー。

お客様の製品の付加価値を高めていただくために、
「部品」としての「画像処理」技術を追求し、提供する会社です。
単にソフト開発とハード開発を行うだけではなく、
それらの手段を駆使して「KITの画像処理」という価値を生み出し、
色々な応用分野で独創的な製品を世に出すお手伝いをしています。

 価値の高い画像処理技術を生み出すためには、
同じ会社内に、アルゴリズム開発、ソフト開発、ハード開発を
それぞれ専門として深く追求するメンバーが活躍してます。
 社員全員の共通テーマは「画像処理」。
この共通テーマに向けて全員で知恵を絞って25年間チャレンジ
を続けてます。

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