ピッツバーグ、2019年10月24日 – エンジニアリングシミュレーションソフトウェアの世界的なリーダーであり常に革新をもたらしているANSYS (NASDAQ: ANSS) は、本日、シミュレーション設計プロセスの統合・最適化(PIDO:Process Integration and Design Optimization)技術の最先端プロバイダーであるDynardo社を買収する最終契約を締結したことを発表しました。この買収により、ANSYSのお客様は、プロセスの統合ツールとロバスト性に優れた設計ツールをまとめたソフトウェアスイートをご利用いただけるようになります。その成果として、最適な製品設計をさらに迅速かつ経済的に特定することが可能になります。

自動運転車、電動化、5Gの発展に伴い、設計の複雑度とコストが増加し続けている中で、企業は次世代製品を開発するプレッシャーにさらされています。このような需要に応えるとともに、画期的な製品を市場に投入するため、企業はPIDO技術に目を向けています。PIDO技術はオープンであり、ベンダーに依存することなく、ツールの選択肢の幅をさらに広げるものです。Dynardo社のツールとANSYS Minervaのシミュレーションデータ、プロセス、およびナレッジマネジメントソリューションの統合によって、お客様は重要なシミュレーションや解析の結果をさらに統合して管理できるようになります。

Dynardo社はドイツのワイマールに本社を置き、従業員数は60人を超え、オーストリアと米国に事業所を展開しています。既存のANSYSパートナーであるDynardo社は、最適化、不確実性の定量化、ロバスト性、シナリオバリエーション、感度分析、シミュレーションワークフローの構築、データマイニングといった用途向けに最先端のアルゴリズムを開発しています。同社の製品ポートフォリオには、プロセスの統合と多分野にわたる最適化に対応する優れたソフトウェアプラットフォームであるoptiSLangも含まれます。Dynardo社の製品は、自動車、航空宇宙、エネルギー、コンシューマーエレクトロニクスなど、さまざまな業界にわたって、Bosch社、ZF社、Shell社、Lufthansa社、Infineon社、ArianeGroup社など、世界各国の顧客企業で導入の実績があります。

「設計空間の調査と最適化は、開発時間を短縮すると同時に、コストと性能の面で最適な製品設計候補の評価を迅速化しようと取り組んでいる組織にとって重要な意味を持ちます。今回の買収は、ANSYSのPervasive Simulation(シミュレーションの活用拡大)という構想を加速するものです。業界トップクラスのプラットフォームをさらに発展させるとともに、製品ライフサイクルのプロセス全体を通してシミュレーションと最適化をつなげるという、お客様によるオープンなエコシステムアプローチの活用を可能にします。」(ANSYS、クラウド/プラットフォームビジネスユニット、バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、Navin Budhiraja)

「ANSYSファミリーの一員になるということで、期待に胸を弾ませています。また、エンタープライズシミュレーション管理の利点をフルに活用するとともに、自律システム、電動化、デジタルツイン、シミュレーションによるデータサイエンスといったソリューションの領域にわたって、シミュレーションや最適化の活動を自動化する機会を広範なお客様に提供できることを楽しみにしています。ANSYSがサービスを提供する実質すべての主要な業界で、デジタル化の構想に対する支持が広がっています。これは絶好の機会であると我々は見ており、世界中のお客様にとって標準化されたプロセスとしてシミュレーションベースの最適化設計ワークフローワークフローを確立することに、今後お役に立てればと考えています。」(Dynardo社、共同創立者兼マネージングディレクター、Johannes Will氏)

この取引は、2019年の第4四半期には完了することが予想されています。2019年または2020年のANSYSの連結財務諸表に重大な影響があるとは予想されていません。