協業により赤外線カメラの開発を加速し、自動運転車の障害物検知能力を向上

----------------------

ピッツバーグ、2020年1月7日 – FLIR Systems社とANSYS (NASDAQ: ANSS) は、将来の運転支援システムと自動運転車 (AVs) に使用される高機能な障害物検知能力の開発を協力して進めており、 それにより自動車メーカーはより安全性に優れた車を提供することが可能となります。この技術協力により、FLIR Systems社は完全物理ベースの温度センサーをANSYSの最先端の運転シミュレータに統合し、超現実的な仮想空間内において赤外線カメラ設計のモデル化、試験、検証を実現します。

現在の自動運転および先進運転支援システム (ADAS) 用のセンサーでは、暗闇、スモッグ、天候変化、陰、強い太陽光などの条件下において信頼できる物体識別は困難です。しかし赤外線カメラを使えば、それらの条件下においても効果的に物体を検出し識別することが可能です。FLIR Systems社の温度センサーをANSYS(r) VRXPERIENCE(r),に統合することにより、エンジニアは数百万マイルにおよぶ数千もの運転シナリオを僅か数日でシミュレーションすることが可能となり、物理的プロトタイピングを削減できます。また野生動物の飛び出しや、明暗差の小さい環境においての歩行者と他の路上の物体との識別など、温度検知がより有効になる比較的稀で難しいシナリオのシミュレーションも可能になります。この新しいADASソリューションにより、自動緊急ブレーキ(AEB)や歩行者検知という重要な観点から将来の自動運転車に採用される赤外線カメラの取り付け位置の最適化が可能になり、OEMは開発時間を大幅に削減することができます。

「FLIR Systems社の最先端の自動車向け赤外線カメラとANSYSの業界をリードするソリューションを統合することにより、路上の障害物検出能力は更に向上し、一般的な車のヘッドライトによる照射距離よりも4倍もの距離にある物体の認識が可能になります。エンジニア、自動車メーカーやサプライヤーが膨大な数のシナリオを短時間でシミュレーションおよび試験することが可能となり、物理的なプロトタイプ試験への依存度を大幅に低減させ、開発コストと試験時間を削減することができます。それにより、自動車の安全面における温度検知技術の採用が拡大し、それがひいては人々の命や生活を守ることに貢献することになります。」(FLIR Systems社、ジェネラルマネージャー、Paul Clayton氏)

「FLIR Systems社の自動車用赤外線カメラはADASの安全性と信頼性を向上させ、過酷な道路条件における状況判断を改善することにより、高性能な自動運転車を実現させます。ANSYSのソリューションを活用することにより、FLIR Systems社では画期的な赤外線カメラの設計が可能になり、それは自動車メーカーによる自動運転車の開発と認証の迅速化に貢献するでしょう。」(ANSYS、バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、Eric Bantegnie)