EPC9137は、48 Vと12 Vの間の2相双方向コンバータで、マイルドハイブリッド車やバッテリー電源バックアップ・ユニット向けの小型なソリューション・サイズで、1.5 kWを供給でき、効率97%が得られます。

EPC(Efficient Power Conversion Corporation、本社:カリフォルニア州エルセグンド)は5月11日、非常に小さな実装面積で、効率97%で動作する1.5 kWで48 Vと12 Vの間の2相双方向コンバータ「EPC9137」を製品化しました。このデモ・ボードの設計は、スケーラブルです。つまり、2つのコンバータを並列接続して3 kWにしたり、3つのコンバータを並列にして4.5 kWにしたりすることができます。この基板は、100 VのeGaN(r) FETである EPC2206を4個搭載しており、米マイクロチップ・テクノロジーの16ビット・デジタル・コントローラdsPIC33CK256MP503を搭載したモジュールによって制御されます。

2025年までに、世界中で販売される自動車の10台に1台が48 Vのマイルドハイブリッド車になると予測されています。48 Vのシステムは、燃料効率を高め、エンジンのサイズを大きくすることなく、4倍の出力を供給でき、システム・コストを増やすことなく、二酸化炭素排出量を削減できます。これらのシステムには、1.5 kW~6 kWの範囲の出力電力を備えた48 Vと12 Vの間の双方向コンバータが必要になります。これらのシステムの設計上の優先事項は、サイズ、コスト、および高い信頼性です。

EPCのeGaN FETは、スイッチング周波数250 kHz、効率97%で動作し、最大スイッチング周波数100 kHzのコイル電流の制限によって600 W /相に制限されるシリコン・ベースのソリューションと比べて、800 W /相が実現可能です。GaN FETを使うことによって、効率を高められると同時に、3.5 kWのコンバータの相数を5から4に減らすことができます。250 kHzで動作する4相GaNコンバータの効率は、100 kHzで動作する5相のシリコンMOSFETベースのコンバータよりも、1.5%高くなります。

全体として、このDC-DCコンバータは3倍高速で、35%以上小型軽量であり、シリコンMOSFETソリューションと比べて1.5%以上高い効率を提供します。システム全体のコストは低くなります。さらに、GaN FETの優れた効率と熱特性によって、水冷ではなく空冷が可能になり、GaN FETのサイズが小さいため、放熱アルミニウムのハウジングを大幅に小さくできるので、システムのコストがさらに節約できます。

「eGaN(r) FETは、48 Vと12 Vとの間の車載用パワー・システム・コンバータのサイズと重さをさらに削減するために必要な高速スイッチング、小型、高効率を提供します。GaN FETの実証された優れた信頼性は、この非常に要求の厳しいアプリケーションに理想的です。EPC9137は、周波数と効率を高められるため、より少ない相数とより高い電力密度にでき、

より小さなコイルが使えるようになるのでGaN FETの能力を発揮する理想的な例です」とCEO(最高経営責任者)であるAlex Lidow(アレックス・リドウ)は述べています。

デモ・ボードEPC9137の単価は510.72米ドルで、米Digi-Key社のウエブサイト(http://www.digikey.com/Suppliers/us/Efficient-Power-Conversion.page?lang=en)から入手でき、即座に配送されます。

EPCは、エンハンスメント・モード窒化ガリウム(eGaN(r))に基づいたパワー・マネージメント(電源管理)・デバイスのリーダーです。eGaN FETと集積回路は、DC-DCコンバータ、 リモート・センシング技術(Lidar)、イーモビリティ向けモーター駆動、ロボット、ドローン、低価格衛星 などの用途で、最高のパワーMOSFETよりも何倍も高性能です。日本語ウエブサイトはwww.epc-co.com/epc/jp/です。eGaNは、Efficient Power Conversion Corporation, Inc.の登録商標です

報道関係の問い合わせ先 Efficient Power Conversion:Winnie Wong (winnie.wong@epc-co.com )