2019年12月に開発、販売を開始している「FFT解析機能搭載3軸無線振動センサユニット」は、生産工場、公共施設や施工現場の各種稼働機器の振動を継続的に計測、解析して機器故障の予兆を把握し予防保全対策に寄与するための安価な据え置き型振動計測・解析装置。機器の発生する振動には、使われているモータ、ベアリング、チェーンやギア機構などを発生源とする各種振動要素が含まれており、この振動周波数毎の振幅変化(加速度変化)を継続的に計測することによって、発生源の特定と故障の予兆をとらえることが出来ます。従来、このような計測で特にFFT解析と呼ばれる周波数領域での分析には高価で大掛かりな装置が必要でした。小型ポータブル計測装置であっても、センサを手で押し付けるタイプでは計測誤差が大きく、また多点での継続的な計測には適しませんでした。

ISAのWD100-FA01はこれらの課題を解決することを目的として開発された据え置き型の高機能・LPWA無線方式の計測・解析装置です。

WD100-FA01 FFT解析機能搭載3軸無線振動センサユニットの特長

1.センサエッジ側でFFT処理、LoRa無線通信を採用
エッジ側でFFT処理を行い上位側に無線でデータを送信します。このことにより大量の生データを送ることなく解析結果データのみを超省電力で長距離伝送に強いLoRa通信によって安定して送ることが可能です。センサ部温度データも送信可能です。

2. XYZ 3軸を個別に計測、解析が可能
3軸計測により異常振動の発生源特定が容易になります。

3.周波数方向に6つの帯域を設定可能
帯域ごとの経時変化を的確に把握することが可能です。

4.スペクトル・アラーム機能
各帯域には2つの閾値が設定可能で、これを超えた場合アラーム警報やアクション(ネットワーク警告灯、メール通報や電源の遮断等)が行えます。

5.容易な設定と見やすいGUI
各設定はブラウザ上から簡単に行え、データは数値と共にグラフ表示されます。指定した時期のFFT解析データと現在のデータの差分等もWeb上のグラフで簡単に比較できますので、経時変化確認も容易です。

6.上位サーバ、クラウド(AWS、Azure)との連携対応
上位サーバやクラウドとの通信はGbEやLTEにより行われ、各種プロトコルがサポートされています。

7.最大32個の振動センサを含む各種センサを接続可能
データ受信側となるLoRaサーバでは振動計測に付帯して温度や湿度などの各種センサのデータを統合計測することが可能です。

8.IP67防水・各種の固定法サポート
センサはIP67対応の防水ステンレスハウジングに収納され、対象への接続はボルト、磁石や接着剤などで固定されます。

WD100-FA01 FFT解析機能搭載 3軸無線振動センサ

1.WD100-FA01センサデバイス(LoRa対応)

2.WD100-N32 サーバ(LoRa、GbE、PoE対応)
◦最大32 台までの各種計測・制御ユニットとのLoRa 通信を管理します。
◦動作温度:-10℃ – +55℃
◦寸法:W130 x H175 x D45 mm (突起部、アンテナ除く)

3.WD100-S32 サーバ(LoRa、GbE、PoE、LTE対応)
◦最大32 台までの各種計測・制御ユニットとのLoRa 通信を管理します。
◦動作温度:-10℃ – +55℃
◦寸法:W130 x H175 x D45 mm (突起部、アンテナ除く)