株式会社アイエスエイでは、2018年にLPWAの通信実験を実施。都庁(展望台)から高尾山(展望台)間の約42kmの見通し通信成立を確認。更には、疑似密集状況として家庭用冷蔵庫・恒温槽の内部との通信も確認しました。
アイエスエイは、LPWA通信機能を利用した、LoRa 無線方式 遠隔監視・制御装置を独自に開発、販売を開始し、その後もユーザからの多種要望に応える形で、様々なセンサと組み合わせた計測ユニットを開発、発売を続けています。今回はそのLoRa 無線方式を採用したWD100シリーズを紹介します。

【仕組み・機能】
IoTにおいて末端のセンサで計測したデータを上位に伝達する手段として、有線を使用する方法と無線を使用する方法があります。温度、湿度、二酸化炭素、照度をはじめとする環境の物理量については一般にデータサイズも小さく、配線の引き回しも不要で電源もバッテリを使用できるため無線によって伝送する方法が有利になります。LPWA(Low Power Wide Area)と称され、少ない電力で広い範囲で通信できる無線方式としてIoT分野で有力な方式のひとつにLoRaと呼ばれる通信規格があり、ISAではこのLoRa方式を採用しています。

【ISAのLoRa 無線方式 遠隔監視・制御装置 WD100シリーズについて】
WD100 シリーズは、計測・制御ユニットとデータ収集通信制御サーバでシステムを構成。計測・制御ユニットは、収集したいデータや制御内容に合わせて各種用意しています。利用環境は屋内・野外を問わず設置できるように防水仕様(IP67)です。また、長期のメンテナンスフリーを実現するため、計測ユニットには塩化チオニルリチウム電池を採用し、10 年に及ぶ長期間使用を可能にしています。
データ収集通信制御サーバは、最大32 台の計測・制御ユニットの通信管理、データ収集を行い、監視と管理を行います。またPoE 給電のLAN 接続やLTE 携帯電話網への通信も担当でき、収集したデータは簡単にネットワークに接続し、既存の上位システムとの連携が図れます。
また、異常値監視も設定でき、取得データの異常判断ばかりでなく、通信異常、バッテリ寿命等の通知も行えます。
また、システム構築が簡単に行えるため、既存のシステムやクラウドサービスに短時間で本システムを統合することが可能です。