### Made in Japan のテストツールベンダーからのお知らせ♪ ###

ガイオ・テクノロジーは、自社開発しているソフトウェアテストツール群を40年以上に渡りご提供しているツールベンダーです。

組込みシステム領域を中心に幅広い業種でご利用いただいているガイオ製品。
特に昨今は IoTやCASE,MaaSといったキーワードにて、高い安全性とセキュリティが求められている自動車産業界を中心にご活用いただいております。

現在、自動車分野では機能安全規格であるISO 26262や、ADASや自動運転を見据えたSOTIF、サイバーセキュリティー領域におけるISO/SAE 21434といった各規格の準拠が、業界全体で求められています。

その要求に対して弊社は自動車メーカー様やサプライヤ様の開発における安全やセキュリティー面での諸活動に、ツールとエンジニアリングサービスの両輪で強力に支援していきます。

今回は、仮想検証環境の構築においてASAM規格のXCPを適用したガイオの事例をご紹介致します。

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「ガイオの車載システム仮想検証環境への取り込み事例のご紹介」
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ガイオ・テクノロジーは、クロスコンパイラの技術をベースに発展したシミュレーション環境を用いた、仮想検証に対する統合的なソシューションを25年にわたり自社開発にて展開して参りました。

ガイオは、車のECU開発と利活用の効率化を実現するための技術や開発環境の構築を、産学有志の取組みである vECU-MBD WG(仮想マイコン応用推進協議会 vECU-MBDワーキンググループ)に2011年より参画しています。
( http://www.vecu-mbd.org/ )

本団体において、ガイオは、マイコンモデルサブTF、モデル流通の為の社会的仕組み定義の提案、S-PILSモデル調達ガイドライン ミニTF、クラウド上の複数ECU連成、METIモデルとの連成検証など様々な活動にて貢献しています。

2019年度からは、仮想キャリブレーションの技術検討の中で、国際的な自動車業界の標準団体であるASAM規格のXCP( Universal Measurement and Calibration Protocol)を使用した、仮想検証環境の構築を行っています。( https://www.asam.net/standards/detail/mcd-1-xcp/ )

具体的には、仮想ECUのモニタ・キャリブレーションに、既存のキャリブレーションツールを適用するための取組みとなります。
これにより、仮想環境で利用するツールへの投資コストや、メンテナンス・教育工数などを抑制することを目指しています。
開発投資を抑え、かつベンダー非依存の汎用的な環境とすべく、仮想環境はASAMのXCPに準拠しつつ、仮想ECUのモニタ・キャリブレーションを実施する環境構築を試行しました。

この仮想ECUには、自社開発の組み込みシステム仮想検証環境(NO1SS:SBF-SLV)のマイコンシミュレータをベースに、XCP I/Fオプションを追加することで実現しました。
仮想ECUとキャリブレーションツール間との通信は、Ethernet(XCP on Ethernet)接続で実装しました。

本事例では、キャリブレーションツールに対して、1つの仮想ECUとの接続および2つの仮想ECUとの接続をそれぞれに行い、仮想ECU内でのデータ読み出し、書き出し等の基本的なモニタ・キャリブレーション機能を実現しました。
本試行は、仮想検証環境の活用を加速化させるための確実な一歩となる成果となりました。

今後の活動では、接続対象のキャリブレーションツールの種類を増やし、複数仮想ECUによる動作検証を進めていく予定です。

また、2019年12月にドイツ ドレスデンで開催されたASAM International Conferenceにおいて本事例を「ASAM規格のXCPを適用した仮想検証環境への取組み」として発表しました。

更に、FMI/FMU対応によるマルチドメインレベル/マルチフィジックスレベルのシミュレーション環境構築事例も併せて紹介しております。
https://www.asam.net/conferences-events/detail/asam-international-conference-2019/exhibition-sponsoring/

ガイオのエンジニアリングサービスでは、お客様の車載システム開発の実情に合った仮想検証環境を構築、運用することで、フロントローディングでの検証を実現するための取り組みを精力的に行って参ります。

実機環境では、再現が困難な致命的な設計ミスによる手戻りを防ぎ、品質を前工程で確保することで、後工程での不具合削減へと繋げつつ、お客様に開発効率向上および工数削減効果を実感いただける様、弊社プロジェクトメンバーが一丸となって行動します。

仮想検証環境の構築に、ガイオのツールベンダおよびソリューションベンダとしての総合力を是非ご活用ください。