青森県、弘前大学の研究を起点に生まれた健康・美容素材「プロテオグリカン(PG)」。数多くの民間企業も参加した産学官連携プロジェクトの展開により、そのビジネスが花開こうとしている。
昨年、12月3日、東京で開催された「プロテオグリカン・ビジネスフォーラム2019」で青森県、三村申吾知事は、「あおもりプロテオグリカンの軌跡と未来」というテーマでプロテオグリカンの可能性について講演した。

青森県のトップとして、プロテオグリカンの愛好者として、自らトップセールスを国内外に展開する同県の三村申吾知事が、「『あおもりPG』の軌跡と未来」と題して登壇した。青森県は、弘前大学や地元企業等を中心に産官学の連携体制を構築し、プロテオグリカン研究と実用化の拠点として地位を確立している。

「プロテオグリカンは、保水性に優れ、皮膚ではハリや弾力の維持に重要な成分と言われている。自分も何年も使い続けているが、肌や関節に効果を実感している。県内の企業だけでなく、ナショナルブランドの企業にも採用され、素材の認知度も高まってきている」(三村知事)と市場開拓の現状を説明する。

ただ、実用化は簡単ではなかったと振り返る。「プロテオグリカンは、美容健康素材として有望視されていたが、量産技術が確立されていなかった。1グラム3000万円という時代もあり、研究や実用化の壁となっていた。ウシの気管軟骨やブタの皮、ニワトリの鶏冠から抽出していたが、BSEや鳥インフルエンザなどの影響もあり、順調ではなかった」(三村知事)。

青森県、三村申吾知事
青森県、三村申吾知事